指導のかたち(試行版)
 
「昴ではどのような指導がおこなわれているのか」を、みなさんに知っていただくための一助として、昴の講師(廣田)と受講生との間での、メールのやりとりの一部を公開いたします。受講生のプライバシーにかかわる部分は削除してありますが、それ以外は原文通りです。
 
(1)本科生MHさん(2010年3月2日、東京大学大学院総合文化研究科修士課程に合格)とのやりとり(2009年10月30日から2010年3月2日にかけてのメールの一部)
 
(2)単科生ODさん(2010年3月2日、東京大学大学院総合文化研究科修士課程に合格)とのやりとり(2009年12月30日から2010年3月3日にかけてのメールの一部)
 
(3)本科生T君(2009年2月、早稲田大学大学院政治学研究科博士前期課程に合格、当時大学四年生)とのやりとり(2009年1月4日から2月19日にかけてのメールの一部)
 
(4)単科生Mさん(2008年10月、一橋大学大学院社会学研究科博士前期課程に合格、当時大学四年生)とのやりとり(2008年5月25日から2009年10月10日にかけてのメールの一部)
 
(5)本科生Hさん(2008年3月、東北大学大学院法学研究科博士後期課程等に合格)とのやりとり(2007年11月6日から2008年3月12日にかけてのメールの一部)
 
 
 
(1) 本科生MHさん(2010年3月2日、東京大学大学院総合文化研究科修士課程――国際社会科学・国際関係論――に合格)とのやりとり(2009年10月30日から2010年3月2日にかけてのメールの一部)
 
※注:廣田が担当した2009年度秋・冬学期の社会科学系英語クラスはきわめて少人数(2010年入試受験者は三名)であったが、なかなかのレベルの受講生が集まった。英語のクラスだが(秋学期はウォーラステインの『世界システム論入門』などを読んでいた)、最後はもっぱら論文(開発論・環境運動論・消費社会論がテーマ)指導をおこなった。三名とも東京大学大学院総合文化研究科の一次試験に合格、うち二名が最終合格(他に、一橋大学大学院社会学研究科、大阪大学大学院人間科学研究科に合格)した。
 
◇本日は18時過ぎに伺います
差出人: MH
送信日時: 2009年10月30日 13:35:29
宛先: 廣田鉄斎
1つの添付ファイル
参加型開発参考文献...doc (30.0 KB)
 
廣田先生、
 
本日は18時〜18時半頃には事務所に伺えると思います。
 
論文についてですが、先生の言われたように参加型開発についてまとめる方向で書くことにします。添付の文献リストは参加型開発についてのものです。英語文献もたいていは私の学部図書館で読めそうです。
 
大阪大学の出願時期は11月30日〜12月4日で、4000字程度の研究計画書が必要になります。こちらは前回書いたものを基にして書くつもりです。 MH
 
 
(途中省略)
 
 
◆昴の廣田です。
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年11月14日 21:08:46
宛先: MH
 
MHさん
 
「目次」に目をとおしました。なかなか野心的で、本格的な論文になりそうな予感です。このラインで作業を進めてください。
 
できれば、なるべく早い段階で(次の土曜日までにできればベスト)、目次の各節の内容の簡単な文章化(テーゼ化)をお願いします。メモ書きでも箇条書きでもかまいません。「開発援助の三側面」とは何か。「再生支援」とは、「真の意味の参加」とは、「コミュニティの再生」とは、等々、素人の私にもわかるように「キャッチフレーズ」や「キーワード」の定義づけと「主張のポイント」を簡潔な文章で示してください。論理展開の順序は、いつでも変更できますから、まだ未整理のカオス状態でもかまいません。単なる思いつきでもかまいません。
 
なお、大阪大学に提出する「研究計画書」(および、東大の提出書類)も同時並行で進めてください。
 
次の段階のレジュメを楽しみにしています。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇Re: 昴の廣田です。
差出人: MH
送信日時: 2009年11月21日 12:58:18
宛先: 廣田鉄斎
1つの添付ファイル
提出論文要点.doc (34.0 KB)
 
廣田先生、
 
目次の各項目に数行ずつですが説明を加えました。目を通していただければと思います。研究計画書の方も、第一稿が完成し次第送りますので、その際もコメントよろしくお願いします。 MH
 
 
 
◇研究計画書です
差出人: MH
送信日時: 2009年11月28日 8:40:14
宛先: 廣田鉄斎
1つの添付ファイル
研究計画書.doc (40.5 KB)
 
廣田先生
 
おはようございます。
 
研究計画書を送信します。直前になってしまい申し訳ないです。一度目を通していただけたらと思います。可能であれば明日29日に少しお時間をとっていただければ嬉しいです。私は午後でしたら何時からでも空いていますので。お時間ないようでしたら、メールでコメントを頂けると助かります。
 
この計画書は4230字ほどありますが、阪大の条件は4000字以内なので少しだけ縮めることになります。東大の提出論文の延長として位置づけたかったのですが、なんだか「開発」の定義があやふやで中途半端になってしまいました。
 
文献についてですが、先日のメールに書かれていた、
・芹沢一也・萩上チキ編、飯田泰之・岡田靖・赤木智弘・湯浅誠『経済成長って何で必要なんだろう?』
・ダグラス・ラミス『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』
・シューマッハー『スモール・イズ・ビューティフル』
 
これらは一通り目を通して見たいので、いつでも大丈夫ですのでお借りしたいです。
また、
・Majid Rahnema The Post-Development Reader Zed Books
これはお持ちでしょうか? 日本語訳は出ていないようです。
 
では、本日も授業よろしくお願いします。 MH
 
 
 
◇RE: 研究計画書です
差出人: MH
送信日時: 2009年12月1日 0:06:06
宛先: 廣田鉄斎
1つの添付ファイル
研究計画書.doc (41.5 KB)
 
 
廣田先生
 
計画書、手直ししてみました。文字数は結構増えてしまって、4500字ほどになっています。またお時間のあるときに読んでいただければと思います。
 
29日に頂いたメールの添付ファイルにはまだ目を通せていないのですが、明日にでも見てみようと思います。ありがとうございました。
 
それでは、よろしくお願いします。 MH
 
 
 
◆研究計画書チェック
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年12月1日 14:49:04
宛先: MH
1つの添付ファイル
研究計画書.doc (51.0 KB)
 
MHさん
 
もう一度見直して、おかしいところに黄色のマークをつけておきました。こちらをもとに書き直してください。わたしは、今日はもう見ませんので、あとは適当に処理してください。質問や相談、最終稿のチェックが必要なら、明日午前中に送ってください。
ではがんばって。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
 
◇Re: 研究計画書
差出人: MH
送信日時: 2009年12月2日 4:40:34
宛先: 廣田鉄斎
1つの添付ファイル
研究計画書 _最終...doc (49.0 KB)
 
廣田先生
 
文字数減らしていただいてありがとうございました。送っていただいたデータの何箇所かを私なりに修整して、最終的にはスペースを含めても3978文字に収まりました。本日はライティングの授業があるので、その前には発送しようと思っています。 MH
 
 
 
◆研究計画書最終チェック
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年12月2日 5:55:37
宛先: MH
1つの添付ファイル
研究計画書+_最終...doc (51.5 KB)
 
MHさん
 
ご苦労様でした。文字数をぎりぎりまで増やしておきました(スペースを含め、3999字)。
コメント欄を外せば、一応「最終版」になると思います。
内容は「完璧」ですね。
 
ただし、まだケアレスミスを見落としているかもしれません。
最終チェックをしてから提出してください。ではまた土曜日に。
 
PS
なお、私が付け加えた部分の「――」二カ所を「―」に直せば、全角二文字分減ります。
私は、長い方が見やすいので(いち、と間違えないように)、ダッシュは「――」を使うようにしていますが、普通は「―」です。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇願書を発送しました
差出人: MH
送信日時: 2009年12月2日 18:49:32
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
手伝っていただいてありがとうございました!
先ほど郵便局に持ち込みました。無事本日の消印がつくそうです。
 
それでは、今週の土曜日もまたよろしくお願いします。 MH
 
 
(途中省略)
 
 
◆一次試験対策
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年1月10日 13:35:42
宛先: MH
 
MHさん
 
お元気ですか?
 
一次試験が二週間前と迫った現在、提出論文の方は「見切り」をつけて、一次試験の対策に焦点をあてるべきだと思います。
 
一次を通過しなければ元も子もありませんから。
 
MHさんの場合、専門試験対策が心配です。
 
専門試験対策については、
 
(1)研究計画(研究史・先行研究、研究方法、構想、結論・展望)についての設問が多分出るでしょうから、三時間の試験時間のうち一時間以内で書けるように原稿を「丸暗記」しておく。MHさんの場合、あらたに原稿を書き起こすのではなく、大阪大学に提出した「研究計画書」に沿って論述すればいいと思います。(ちなみに、東大に出す「研究計画」もほぼあれでいいと思います。)
 
(2)もう一問の選択問題が「大問題」ですが、これは過去問と似た問題が出るとヤマを張って、解答の原稿を用意しておく。ヤマがあたらなかった場合でも、強引にじぶんの問題関心や、これまで勉強した知識と結びつけて論述する。この問題で高得点がとれるか否かが、一次通過のポイントだと思います。
 
なお、MHさんの場合、英語の試験は「落ち着いて受ければ」合格点がとれるでしょうから、心配は無用です。
 
以下に、ANさんとの昨夜から今朝にかけての、メールでのやりとりをペーストしておきます。参考にして下さい。
 
******************************
 
廣田先生、
本日もありがとうございました。
明日、明後日で、「第一問」の書き直しをしてみようと思っているのですが、
そこで、あらためてひとつ、御相談させててください。
この「第一問」なんですが、
過去4年間の問題文を見直すと、毎年同一文で以下のようになっています。
(前回12月末に、先生に出していただいた設問文と同じです)
「現在、最も関心を寄せているテーマについて、その研究史、自分の研究方法、構想、結論ないし展望を述べなさい。テーマは卒業論文など(演習のレポートを含む)で取り上げたテーマ、あるいは現在研究中のテーマのいずれでもよい。
なお、その冒頭に、テーマにふさわしい表題を明記しなさい」
そこで、あらためて御相談なのですが、
現在、私が書いているこの「第一問」用の回答は、基本的に、
今、二次提出用に用意している「論文」の単純な要約版になっています。
(論の構成、章立て自体、論文とまったく同じ形の縮小形になっている)
が、冷静にこの設問を読み返すと、むしろ、
設問に素直に答える形式、すなわち、
1.研究テーマは何か
2.その研究史
3.自分の研究方法
4.結論/展望
という構成で記したほうがベターなのではないか、という気が
(いまさらながらですが)してきました。
どのように思われますか?
ご示唆いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。 AN
 
****************************
 
ANさん
 
「その研究史、自分の研究方法、構想、結論ないし展望」という文言が曖昧なのです。
「ないし」とは「または(or)」という意味だと思いますが、「@研究史、A自分の研究方法、B構想、C結論、D展望、のうちの、いずれか」とも読めるし、「@研究史、A自分の研究方法、B構想、C結論もしくは展望、のすべて」とも読めてしまう。後者の解釈をした場合、その順に「すべて」書くのが望ましいことは言うまでもありません。しかし、試験時間内にすべて答えることは不可能ですし、出題者側もそれを想定していません。「できるかぎりすべて」答えればいいのではないでしょうか。
 
結論。後者の解釈で「すべて」書いてみたらどうですか。「提出論文の要約」ではなく「研究計画書と(ほぼ)同一の内容」を。わたしが昨日、この設問は「研究計画書」と同一内容でいいのでは? と言ったのは、そういう意味だったのです。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
****************************
 
では風邪など引かないように。健闘を祈ります。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
◇一次試験対策
差出人: MH
送信日時: 2010年1月16日 13:21:40
宛先: 廣田鉄斎
1つの添付ファイル
解答1.doc (26.0 KB)
 
廣田先生、
 
一次の専門試験ですが、研究計画は添付のようにまとめました。大阪大学に提出したものをまとめて約1300字ほどになったのですが、もっと削るべきでしょうか?
 
また、提出論文の方ですがなかなか思うようにまとまりません。どうしても気になってしまうので、一度強引に書き上げてしまい、あとは一次の後に直そうと思い書いています。 MH
 
 
 
◆昴の廣田です。
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年1月16日 13:58:05
宛先: MH
 
MHさん
 
生きていたようなので安心しました。添付ファイルは明日までに目を通しておきます。論文の最後の仕上げをがんばってください。
 
試験も論文も(人生も)百パーセント完璧とはいかないものです。ここまできたら開き直って、六、七十パーセントで十分です。
 
わたしなどは、これまでの人生、二十パーセントにも達していません。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◆FW: 昴の廣田です。追伸
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年1月16日 14:27:18
宛先: MH
 
MHさん
 
追伸。
 
提出論文は決して「奇をてらう」必要はありません。オーソドックスな論文を書けばいいのです。他人の議論の「まとめ」(これまでの研究史)90%、自分の意見や感想(問題提起)10%でもいいのですよ。深井滋子『持続可能な世界論』はそういう本だったでしょう?
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◆RE: 研究計画
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年1月16日 16:14:06
宛先: MH
 
MHさん
 
添付ファイルを一読しました。内容はこの方向でいいと思いますが、「研究史」についての言及が物足りない。今書いている論文の一部(参加型開発論等)を使って、原稿を倍くらいの長さにしたらどうですか。研究計画書は字数制限(2000字程度)があるとしても、試験の答案は2000字以上になってかまいません。
 
ちなみにANさんの答案(第一問)は2400字くらいあります。丸暗記していけば、手は疲れますが、60分で書けると思います。
 
残りの120分のうち、三分の一くらい(30〜40分)を使って、もう一問の構想を練り、論点をメモ書きし、その後、見直し時間をふくめ80〜90分程度で答案を作成するといいと思います。第二問は1200字程度でかまいません。問題によってはそれほど書けないかもしれませんね。
 
ではまた何かあったら気軽にメールをください。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇Re: RE: 研究計画
差出人: MH
送信日時: 2010年1月22日 22:00:59
宛先: 廣田鉄斎
1つの添付ファイル
東大研究計画書1.doc (29.5 KB)
 
廣田先生
 
いろいろとアドバイスありがとうございました。
専門試験の研究計画については、先生にご指摘を受けた「研究史」の部分を、参加型開発論と脱開発論についての言及を提出論文からひっぱってきて増やし、結局2200字弱になりました。1時間で書くのは問題ないですが、普段手書きですることがないので大分疲れますね・・・。
研究計画書は、これを縮め、手直しして提出すると考えて大丈夫でしょうか?
 
明日は頑張ってきます。幸い体調は万全ですので、あとは緊張して変なミスをしないように気を付けます。 MH
 
 
 
◆RE: 研究計画
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年1月22日 22:15:38
宛先: MH
1つの添付ファイル
東大研究計画書1[...doc (33.0 KB)
 
 
MHさん
 
注意点は一つだけ。落ち着いて、「設問をよく読む」こと。「何が問われているのか、明確につかんでから答案を書き始める」こと。「設問を三回読む」こと。
 
一年前と比べたら見違えるほど進歩していると思います。明日の試験はきっと大丈夫です。
 
添付ファイルはこれでいいと思いますが、一カ所だけ日本語の乱れを指摘してあります。
 
2/2に東大に出す論文と研究計画書は、できれば、ぜひ見せて下さい。
 
ではまたお会いしましょう。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇東大一次試験
差出人: MH
送信日時: 2010年1月22日 22:30:52
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
ありがとうございます、ご指摘いただいた箇所は訂正しました。
研究計画書内のマクファーソンはカナダのC.B.マクファーソンです。提出論文の方ではあまり触れていませんが、今後少し調べてみようかと思っています。
 
試験が終わりましたら論文と研究計画書を送りますので、ぜひご意見聞かせていただきたいです。それでは、今日はもう寝て、明日に備えようと思います。
ありがとうございました。 MH
 
 
 
◆RE: 東大一次試験
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年1月24日 8:08:33
宛先: MH
 
MHさん
 
昨日はお疲れ様でした。どんな問題が出ましたか?
 
さて、研究計画書ですが、
 
>結局2200字弱になりました。
 
「2000字程度」という指定の場合、2200字でもOKです。
 
>研究計画書は、これを縮め、手直しして提出すると考えて大丈夫でしょうか?
 
したがって、縮める必要はありません。文章は多少手直しした方がいいと思います。
 
ではまた。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇Re: RE: 東大一次試験
差出人: MH
送信日時: 2010年1月25日 0:59:31
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
英語Tでは、大問が三問で、和訳が二問と英訳が一問でした。テレビ番組を作る際のコストに関しての文と、労働の質と時間英語Uでは温室効果ガスの排出量削減について鳩山総理が発表した削減目標に関する新聞記事?が出ました。これは読みやすかったです。
 
専門試験の方ですが、研究計画書の問題が例年とは微妙に変わっていて、「結論、ないしは展望」という部分が「結論」のみになっていました。なので用意した回答に「現段階での結論」を付け加えましたが、少し心配です。もう一問は「経済成長と環境保護の対立関係を緩和する方策を示し、その理論的根拠と実現可能性を述べよ」という問題を選択しました。
 
提出する研究計画書ですが、阪大に提出したもののように「これまでの研究」について言及すべきでしょうか? また、提出論文の方ですが脚注や参考文献は文字数に含まれると考えるべきですか? MH
 
 
 
◇Re: RE: 東大一次試験
差出人: MH
送信日時: 2010年1月25日 1:03:48
宛先: 廣田鉄斎
 
すみません、編集途中で誤って送信してしまいました。初めの段落の文がおかしい部分で内容をはっきり思い出そうとしていたところでした。確か労働の質と労働時間(あるいは労働者の数)は無関係、という意味の文だったかと思います。 MH
 
 
 
◆昴の廣田です。
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年1月25日 5:42:45
宛先: MH
 
MHさん
 
一次試験、大丈夫そうですね。
 
>阪大に提出したもののように「これまでの研究」について言及すべきでしょうか?
 
ふれた方がいいと思います。東大の場合は、提出論文(および論文要旨)の審査が決定的な重要性を占めているので、研究計画書は論文とは全く異なる位置づけです。その研究テーマを設定するに至った経緯・背景(研究史だけではなく、個人的経緯を含む――問題の社会的背景にふれるのもよい)、現時点での見通し(結論、研究方法、今後の研究手順(予定)等を含む)がその骨子です。
 
>提出論文の方ですが脚注や参考文献は文字数に含まれると考えるべきですか?
 
2万から4万字「程度」でしたよね。参考文献リストや脚注を含め4万5千字でもかまわないと思います。どうせ字数を厳密に数えやしません。論文が冗長なら削るべきですが、必要なら長くてかまいません。本文4万字、その他1万字でもいいのでは?
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇遅くなりました
差出人: MH
送信日時: 2010年2月1日 0:06:40
宛先: 廣田鉄斎
2 個の添付ファイル
東大研究計画書.doc (31.0 KB), 東大提出論文.doc (145.0 KB)
 
廣田先生、
 
報告が遅くなってしまいましたが、一次試験は無事に通過していました。試験後にはあまり手応えがなくて心配でしたが、先生がおっしゃっていた通り、去年と比べたら英語も専門試験も大分進歩していたんだと思います。二次試験はまだこれからですが、一度お礼を言わせていただきます。ありがとうございました!(実は、専門試験の論文は先生が前におっしゃっていた広井さんの「定常型社会」の概念を使ってなんとか書いたんです。)
 
結局提出論文は長くならずに3万字程度、研究計画書は2500字弱になりました。
お見せするのが本当にぎりぎりになってしまい申し訳ないです。簡単にでも目を通していただけたら嬉しいです。 MH
 
 
 
◆RE: 遅くなりました
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月1日 1:59:23
宛先: MH
 
MHさん
 
本当にハラハラさせる人ですね。心配で眠れませんでしたよ。
一次通過、とりあえずおめでとう。
 
これでANさん、ODさん、MHさん、全員一次合格です。二次も、全員合格といきたいところです。
 
本日は、ODさんの論文も見なければならないので(ANさんの論文は既に完璧にできあがっています)、MHさんの論文へのコメントは、夜になると思います。提出は明日の消印有効なので、たぶん間に合うと思いますが、時間があればもう一度自分で読み直しておいて下さい。
 
大阪大学の試験が終わったら、一度お会いしたいと思います。
 
修士論文作成へむけて、少しはお役にたてるのではないかと思うので、、、
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◆RE: 遅くなりました
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月1日 3:31:16
宛先: MH
 
MHさん
 
追伸。
 
>2『論文要旨』
>上記1の『論文』には、日本語による要旨(4,000字以内)を3部添えて提出すること。
 
「論文要旨」は冒頭の要旨(600字強)では足りないと思います。
3000字以上でまとめて至急送って下さい。
主査以外の審査員は論文本体は読まず、「論文要旨」と「研究計画書」で判断します。
この「論文要旨」はかなり重要です。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◆RE: 遅くなりました
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月1日 5:10:58
宛先: MH
1つの添付ファイル
MHさん東大提出論...doc (139.5 KB)
 
MHさん
 
論文を一読して簡単なコメントを付けました(添付ファイル参照)。なかなか面白い論文だと思います。二次合格の可能性高し。
 
ただし「参加型支援」の概念がまだ曖昧で(もしくは論文を読む側がすっきり理解できるような形で説明・展開しきれていない)、この部分をもう少し煮詰めるとさらによい論文になると思います。最後まで推敲を重ねて下さい。研究計画書については後にメールします。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◆RE: 遅くなりました
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月1日 5:27:31
宛先: MH
1つの添付ファイル
MHさん東大研究計...doc (35.0 KB)
 
MHさん
 
研究計画書はこれでいいと思います。添付ファイルの指摘(一カ所だけ)を参照。
 
論文要旨と提出論文を仕上げたらもう一度送って下さい。わたしは、明日まで自宅で「待機」していますよ。
 
なお、以下を参考にして下さい。
 
(1)東大の二次試験は「論文」審査が決定的な比重を占める。
(2)研究計画書そのものは、おそらく「採点」の範囲外。面接の資料としてのみ扱う。
(3)面接試験では、一人の(もしくは二人程度の)主査が「論文」を細かく読んできて、細部にケチをつける。イジメに近い場合もある。ただし、ケチをつけられたからといって、必ずしも不合格になるわけではない。面接の際には、勉強が不十分な点や十分に詰めていない点は、「これから勉強します」と正直に答えるのがよい。虚勢は張らないこと。ただし、反論できることがあれば、遠慮なく反論する。(できればあらかじめ想定問答集を用意しておく。)
(4)主査以外は、論文要旨、文献リスト、および研究計画書にざっと目を通すだけ(おそらく、面接と面接の合間に見る程度)。
 
したがって、二次合格のポイントは、
 
(1)提出論文を期限内に郵送する。
(2)時間までに面接会場に到達すること。これが一番重要。
 
ちなみに、昨年一次合格したのに二次試験の当日山手線内で居眠りをして、面接試験に間に合わなかった人がいます。
 
では、最後の詰めをよろしく。体調にはくれぐれも気をつけて。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇Re: RE: 遅くなりました
差出人: MH
送信日時: 2010年2月1日 14:05:42
宛先: 廣田鉄斎
1つの添付ファイル
東大提出論文_2.doc (161.0 KB)
 
 
廣田先生
 
昨日は遅い時間に送ったにも関わらず、添削していただいて本当にありがとうございました! 論文を手直しし、要旨をつけましたので、よろしくお願いします。
 
研究計画書は指摘を頂いたところを訂正しました。 MH
 
 
 
◆RE: 遅くなりました
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月1日 16:18:18
宛先: MH
1つの添付ファイル
MHさん東大提出論...doc (151.5 KB)
 
MHさん
 
ざっと目を通しました。前よりも格段によくなりましたね。
わたしのコメントを参考に、がんばって、もう一度手直しして下さい。
 
ところで明日は何時頃投函する予定ですか?
 
わたしは昨夜から、ANさんの論文を片付け、今朝はODさんの論文を片付け、現在はODさんの英文要旨(「人間の安全保障」は長文の英語論文要旨提出が必須となっています)を見ていて、頭がだいぶ疲れてきました。MHさんの論文について、まだ見落としがありそうなので、今晩もう一度手直ししたものを送ってくれれば、明日早朝にすっきりした頭でもう一度読めると思います。明日の午後投函でよければ、そうしてくれませんか?
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇Re: RE: 遅くなりました
差出人: MH
送信日時: 2010年2月1日 16:45:00
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
お疲れのところ、本当にありがとうございます。
もともと明日の午後投函するつもりでしたので、そうさせていただきます。 MH
 
 
 
◆RE: 遅くなりました
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月1日 16:50:02
宛先: MH
 
MHさん
 
追伸です。時間的余裕があれば、「参考文献リスト」を拡充すること。
(全部読んでいなくても)だいたい内容がわかっている関連論文や著作があれば、もう少しリストに付け足して「箔」を付けてもいいのではないかと思います。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◆追加です。
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月1日 20:41:00
宛先: MH
1つの添付ファイル
MHさん東大提出論...doc (156.5 KB)
 
MHさん
 
論文要旨と論文の最後の部分(参加型のところと結論部分だけ)をもう一度読み直しました。紫の部分が新たに付け加わったコメントです。わたしは今日はこれ以上見ません。
深夜までに修正版を送って下さい。なお、文献リストだけでなく、注も増やせれば増やして下さい。特に議論が抽象的でわかりにくいところに解説や引用や具体例を加えるといいのではないかと思います。最後の部分は議論がまだ雑然としていますが、時間があればもう少し「いいたいこと」を整理してみてください。
 
わたしは明朝、たぶん5時頃から活動開始しますので、それまでに送って下さい。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◆ザックス論文のリンク
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月1日 21:30:50
宛先: MH
 
MHさん
 
参照文献にこれを入れるべきでしょうね。夏に読んだテキストです。
 
http://www.wupperinst.org/en/publications/entnd/index.html?beitrag_id=177&bid=81
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇Re: RE: 遅くなりました
差出人: MH
送信日時: 2010年2月2日 3:00:35
宛先: 廣田鉄斎
1つの添付ファイル
東大提出論文_3.doc (170.5 KB)
 
 
廣田先生
 
要旨と、最後の部分にだいぶ手を加えました。
 
参考文献には、送っていただいたザックスの論文と、オットー・ウルリッヒのドイツ語の論文(と言っても『脱「開発」の時代』に収録されていますが)、鶴見和子の『内発的発展論』を追加しました。「専制」批判のところで抽象的でわかりにくかった部分は、読み返して見たところ私の誤訳だったようです。脚注で説明もつけましたが。
 
それでは、よろしくお願いいたします。 MH
 
 
 
◆RE: 遅くなりました
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月2日 7:16:27
宛先: MH
1つの添付ファイル
東大提出論文_3.doc (161.0 KB)
 
MHさん
 
最終コメントを添付ファイルで送ります。もう一度見直して、期限までに郵送して下さい。
すでに論文は合格水準に達しています。――「参加型支援の理念」は依然として問題含みですが。
 
この点について、面接の時までに、考えを「煮詰める」ようにしてください。必ずつっこまれますから。
 
わたしは本日は基本的にはパソコンの前で待機していますので、何かあったら遠慮なくメールして下さい。では最後の詰めをよろしく。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◆(件名なし)
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月2日 10:45:03
宛先: MH
 
MHさん
 
論文末尾の参考文献リストの最後
 
ラミスのRadical Democracyの原著出版年は1991ではなく1996です。
 
 
ハードカバー: 185ページ
出版社: Cornell Univ Pr (1996/05)
言語 英語, 英語, 英語
ISBN-10: 0801431697
ISBN-13: 978-0801431692
発売日: 1996/05
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇Re:
差出人: MH
送信日時: 2010年2月2日 11:15:43
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
ご指摘いただいたところは全て修正しました。ありがとうございました。
質問なのですが、要旨や論文は両面印刷にしてもいいものでしょうか? MH
 
 
 
◆RE:
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月2日 11:29:04
宛先: MH
 
MHさん
 
特に指定がないのでかまわないと思いますが、片面印刷の方が読みやすい(扱いやすい)ですね。お金は多少かかりますが、一部プリンターで片面印刷して、コンビニで三部片面コピーをとる(原本は自分用に残しておく)のがいいでしょう。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇Re: RE:
差出人: MH
送信日時: 2010年2月2日 11:35:25
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
わかりました。
ちなみに、プリンターで4部印刷するより、コピーをとる方がいいのでしょうか? MH
 
 
 
◆RE:
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月2日 11:40:19
宛先: MH
 
MHさん
 
どちらでもかまいませんが、バブルジェット式のプリンターだとインクがにじんだり、印字が薄かったりするかもしれませんね。コンビニのコピー機はレザープリンターなのできれいに印刷されると思います。でも、読めればかまいません。紙とインクがあれば自分のプリンターで出力してもかまいませんよ。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇Re: RE:
差出人: MH
送信日時: 2010年2月2日 11:51:50
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
わかりました。
インクも紙も問題なさそうなので、家でこのままプリントアウトしようと思います。
終わり次第投函してきます。 MH
 
 
 
◆RE:
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月2日 11:57:10
宛先: MH
 
MHさん
 
もう一度 学生募集要項・入学試験案内・提出課題
および東大から郵送されてきた書類等を読み直して、表紙の付け方、封筒の書き方、受験番号? 専攻等の記入など、大学側の指定や、注意事項をチェックしてから投函して下さい。MHさんは、案外「おっちょこちょい」な人のようですから。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇Re: RE:
差出人: MH
送信日時: 2010年2月2日 13:49:08
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
それぞれ3回ずつ読み直して、チェックしてから発送してきました。
何も抜けたりはしていないはずです。
 
昨日からずっと、論文を見ていただいてありがとうございました。
次は大阪大学の受験を頑張ってきます。 MH
 
 
 
◆RE:
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月2日 14:08:03
宛先: MH
2 個の添付ファイル
文献精読ゼミ(脱成...doc (294.5 KB), 脱開発追加テキスト...doc (335.0 KB)
 
MHさん
 
インフルエンザにはくれぐれも注意を。
 
これでMHさんは4月以降、「実家に帰って就職活動をする」可能性はほとんどなくなりましたね。
 
引き続き東京で勉強することになりそうです。その場合は、MHさんにいろいろ手伝って貰いたいこともありますので、よろしく。
 
大阪大学の試験を受けたら、その様子をメールで報告して下さい。それから、わたしの残りの授業もぜひ出て下さい。
 
特に以下の講座はMHさんのために設定したようなものですからぜひ。
 
これは英語の読書会ではなく、「脱成長論」や「持続可能な世界論」についての最近の動向をフォローし、自由に議論し合うというゼミになると思います。MHさんが参加してくれれば、提出論文の報告もやってもらいたいと思います。大学院入学前のブラッシュアップとしては、有意義な勉強になるとおもいます。
 
ODさんや去年京都大学の大学院(社会学、アフリカ研究)に合格した女性(Yさん)も参加する見込みです。Yさんは、MHさんにはぜひ紹介したいきわめて知的な女性(南アフリカの大学で勉強していた人でJICAの仕事もしていた)です。
 
大阪から帰ったら添付ファイルを見て下さい。ただし、そのうちの大部分は昨年すでにMHさんに送付済みです。
 
 
We02 英語 文献精読ゼミ2
 
2/12, 19, 26, 3/5 (3/12補講)    金曜 14:00-16:00
 
 この講座では「脱開発」「脱成長」「定常社会」をテーマに、最新の英語文献を読みます。(担当:廣田鉄斎)
 
注意
 
このクラスは、いわゆる「語学」の授業ではありません。
英語文献を、一週間に20頁程度読んで、事前にその内容をまとめてきてもらい、レジュメを作って報告しあい、全員で意見交換をおこなうという「ゼミ形式」の授業です。
 
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◆昴の廣田です。
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月4日 11:17:37
宛先: MH
2 個の添付ファイル | すべての添付ファイルをダウンロード (252.0 KB)
MHさん東大提出論...doc (171.5 KB), 脱成長第一回レジュ...doc (80.5 KB)
 
MHさん
 
今頃大阪大学の試験真っ最中だと思いますが、わたしはMHさんの東大提出論文(第三版――最終提出版はもっていないので)を今朝もう一度読み直しました。改めて読み直してみると、やや「尻切れトンボ」の印象は受けますが、全体としてはすばらしい論文ですね。このままではもったいないので、「大学院入学式」までにさらに推敲と改善を重ねるといいと思います。どこかの雑誌に発表できるかもしれませんよ。東大の二次面接もまだ残っているので、面接でのつっこみに備えて、今後改善すべきだと思った点を黄緑のマークを付けて指摘したファイルを送ります(提出直前は時間の関係で「無理」だと思ったので指摘を控えた諸点です)。
 
面接で「参加型支援」についてつっこまれたら、正直に提出日ぎりぎりまで論文を書いていて「尻切れトンボ」のまま提出した。今後さらに煮詰めて(深めて)いきたい、と答えるようにしてください。もちろん、面接日までに論点を煮詰められたら、それを答えればいいわけです。
 
今朝わたしは2/12金曜日の文献精読ゼミ2のレジュメを作りました。これも添付ファイルで送ります。ざっと目を通しておいて下さい。
 
2/12は、都合がつけば「予習」は不要ですから、ぜひ顔を出して下さい(東大の二次面接に役立つかもしれませんよ)。ODさんも来るので、二月後半から三月にかけて、できればMHさんとODさんの論文を(金曜日の「文献精読ゼミ2」の時間に)報告して貰いたいのです。ぜひ「論文検討会」をやりましょう。批判的な他者の視点をくぐり抜けると、さらによい論文ができると思います。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇Re: 昴の廣田です。
差出人: MH
送信日時: 2010年2月4日 18:09:23
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
とりあえず(大阪大学の)筆記試験が終わって一息ついています。語学は辞書持込可で、選択問題も多く、センター試験のような感じでした。専門科目Aでは、チェンバースの文章(英文)が出ました。要約と、それに対する意見を書かせるものでした。専門Bでは、用語の意味(人間の安全保障や、初等教育純就学率など)を書かせる問題と、また英文を読ませてそれに意見を書かせる問題でした。過去問がなかったので出題形式に多少面食らい、焦りましたが一通りは書いてきました。
 
送っていただいたファイルには、明日か、東京に帰ってから目を通しておきます。
12日は、今度こそちゃんと参加させていただきます。 MH
 
 
 
◇Re: 昴の廣田です。
差出人: MH
送信日時: 2010年2月6日 22:58:11
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
先ほど大阪から帰って来ました。一次試験は無事受かっており、面接を受けることができました。10分程度の短い面接で、内容もこれまで勉強してきたことや志望動機などの質問がほとんどでした。私が卒論で使った論文を書いた澤村先生が私の面接のときには来てくださっていましたが、「アフリカには行ったことあるの?」という質問のみでした(他の先生から、「澤村先生の本のどこに感動したの?」という質問はありましたが)。
 
東大の提出論文の方は、12日までにできるだけ直してもう一度送らせていただこうと思います。 MH
 
 
 
◆RE: 昴の廣田です。
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月6日 23:19:49
宛先: MH
 
MHさん
 
お疲れ様でした。
 
これはわたしの感ですが、出題内容から考えても、大阪大学の一次試験はすごくよい成績だったのではないかと思います。
 
澤村先生という人は、MHさんが大阪に来ないとわかったら、きっとがっかりするでしょうね。
 
東大の二次に合格して、大阪大学を「ふる」ことになった場合には、丁重な手紙を書いておいた方が良さそうです。
 
狭い学界ですから、どこでまたお世話になるかわかりませんからね。
 
とはいえ、まだ油断は禁物です。事故に遭わないよう、病気にかからないよう、十分気をつけて下さい。
 
東大の二次面接のアドバイスは、また別途いたします。論文の方は、わたしの勉強にもなりますから、ぜひ書き直したものを送って下さい。
 
では来週の金曜日(12日)にお会いできることを楽しみにしています。(13日土曜日は、1月30日の授業をつぶしたので、テキストの最初から読みます。ダグラス・ラミスの「富とは何か」という文章です。ANさんも来ると思います。)
 
なお12日夜は柏木先生の最終授業(彼はインフルエンザにかかって一日休んだので、その補講)があります。柏木先生やTDさんたちもMHさんに会いたがっています。もしよければ顔を出してあげて下さい。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇大阪大学合格
差出人: MH
送信日時: 2010年2月10日 14:02:53
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
大阪大学は無事に合格していました。発表前に「受験番号が載っていない」という夢を見てしまって少し怖かったのですが、大丈夫だったようです。
 
15日の東大の面接について詳細がわかりました。15分間の面接で、前後の受験生との面接の間に全く空き時間が設定されていないので、おそらく実質13,4分になるのではないかと思います。面接の冒頭3分間(時間超過不可)で論文の内容をまとめて述べるそうです。このために手元にメモなどを用意してもかまわないそうなので、何か準備していこうと思います。 MH
 
 
 
◆RE: 大阪大学?合格
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月10日 16:13:24
宛先: MH
 
MHさん
 
メールありがとう。
わたしの予想どおりでしょう?
東京大学も、わたしの予想はきっと当たりますよ。
MHさんの論文の質は、客観的に見て、普通の東大生の卒業論文のレベルをはるかに上回っています。(じつはわたしが一番心配していたのは、東大一次の専門試験でした。国際関係論の過去問の出題傾向は、どうみてもMHさん向きではありませんでしたから)
二次面接の意味は「提出論文を本当に本人が書いたのか(代筆等ではないか)」を確認するところにあります。
論文の出来不出来によって、面接前にほとんど合否が決まっていると考えるべきです。
もうじたばたしても、結果にはほとんど響きません。
必ず面接に行くようにして下さい。そうすればきっと受かります。(面接では、自分の論文の「足りない点」「今後の課題」をはっきり自覚していることを示すこと)
ではまた金曜日に。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◆昴の廣田です。
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月14日 9:06:04
宛先: MH
 
MHさん
 
(1)昨日土曜日の「社会科学系」はANさん、KBさん、YDさん三名が出席し、テキストの(1)富とは何か(ダグラス・ラミスの英文)を最後まで読みました。
次回2/20からは14:00開始とすることにしました。次回はマクファーソンの文章(追加テキスト1)とラミスの「貧困とは何か」――テキストの(2)を読みます。
その後は順番通り、ラッセル→ミル→フリードマンと読み進む予定です。もしよければ、次回から参加して下さい。
 
(2)柏木先生がMHさんの論文を読みたがっています。最後に送られてきたものを転送してもよいですか? 諾否をご連絡下さい。なお、MHさんが報告する日(3/5予定)に「ゲスト」として柏木先生を呼ぼうと思っています(本当に来るかどうかわかりませんが彼は「行きたい」と言ってました)。クラスのメンバーにもMHさんの論文を送りたいのですが、この点についても諾否を連絡して下さい。
 
明日の面接試験は何も心配する必要はありません。体調と精神状態を万全に整えて、必ず会場に時間通りに到達して下さい。
ではまた。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇Re: 昴の廣田です。
差出人: MH
送信日時: 2010年2月14日 11:39:55
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
(1)了解しました。連絡ありがとうございます。
 
(2)論文は転送していただいてかまいません。ただ、クラスのメンバーに送るものに関しては、26日までに私が送ったものの中で最新の論文にしていただけますでしょうか?(それまでに私がさらに推敲したものを送れれば、の話ですが・・・)
 
今のところ体調は万全ですので、明日は問題なく行けると思います。 MH
 
 
 
◆RE: 昴の廣田です。
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月14日 12:00:11
宛先: MH
 
MHさん
 
了解です。26日までに論文をさらに改善して下さい。では。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇東大面接
差出人: MH
送信日時: 2010年2月15日 20:58:22
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
面接を受けて来ました。遅刻等もなく、特に問題なく終わったと思います。
会場ではANさんにも会いました。
 
帰省は25日から3月4日までにするつもりです。 MH
 
 
 
◆RE: 東大面接
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月15日 21:27:49
宛先: MH
 
MHさん
 
ご苦労様でした。あとは結果を待つだけですね。大学院に入ると急に忙しくなり、二年間はあっという間に過ぎてしまいます。この二ヶ月間が一番「やりたいこと」がやれる時期なので、有意義に過ごして下さい。
 
できれば、面接で聞かれたことを具体的に教えてくれませんか。忘れないうちに。
 
話は変わりますが、本日は高橋基樹『開発と国家―アフリカ政治経済論序説』(勁草書房、2010年1月)と広井良典他編著『コミュニティ』(「持続可能な福祉社会へ、公共性の視座から」シリーズ1、勁草書房、2010年1月)をちらちらと読んでいました。特に前者はなかなか面白そうな本です。
 
さらに、脱開発派による2008年パリ会議の報告書をネット上でみつけて、その一部を読んでいました。(以下省略)
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇Re: RE: 東大面接
差出人: MH
送信日時: 2010年2月15日 21:51:34
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
面接では、次のような事を聞かれました。
・この論文はダグラス・ラミスをベースにしているのだと思うが、ラミスの本を知ったきっかけは何か?
・参加型支援について説明してほしい。
・草の根の人々による運動、とあるが、そういった運動も海外のNGOなどに扇動されている場合があるのではないか?
・当事者の貧しい人々が、経済発展を望むこともあるのではないか?
・論文はよく書けてはいるが、その分あなたが何について悩み、苦しんで書いたのかがよくわからない。
・どうしてエチオピアのプロジェクトを使おうと思ったのか?
 
他にも確かいくつか聞かれたと思うんですが(「価値観」についてなど)、はっきり覚えていません・・・。
 
そういえば私が話を聞いていた東大の博士課程にいる先輩が、高橋基樹先生に教えていただいているらしく(高橋先生は神戸大学ですが)、高橋先生をお勧めされたことがありました。結局神戸大学は受験しませんでしたが、興味はあるので読んでみようと思います。 MH
 
 
 
◆RE: 面接
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月15日 22:08:57
宛先: MH
 
MHさん
 
質問者は明らかにザックスを読んでいませんね。MHさんの論文の前半部分のベースはラミスではなく、ザックスですからね。
あとは「想定内」の質問だと思います。
>当事者の貧しい人々が、経済発展を望むこともあるのではないか
という問題が、一番大きな問題かな? わたし個人は、先進国の脱・経済発展と、貧しい人びとの「先進国とは異なるかたちでの」経済発展の両方が必要だと思っていますが、どうでしょう?
>論文はよく書けてはいるが、その分あなたが何について悩み、苦しんで書いたのかがよくわからない。
これはむちゃな要求ですね。質問者に切り返して、あなたがこれまでに公表した論文は、「何について悩み、苦しんで書いたのか」よくわかる論文ですか、と聞き返してみたいところですね。
「論文はよく書けている」という言葉をお褒めの言葉と受け止めておきましょう。東大教授は、「けちをつけるのが好き」な人が多いようです。わたしもそうですが。。。
 
試験の結果は大丈夫でしょう。東大に進学する前提でこの二週間を過ごして下さい。ではおやすみなさい。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
 
◇東京大学合格
差出人: MH
送信日時: 2010年3月2日 12:44:39
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
先ほど弟が結果を教えてくれまして、無事合格しました。先生にはこの一年間でずいぶん助けていただいて、本当にありがとうございました。
先生から大丈夫だと言っていてだいておりましたが、やはり少し信じられないような気分です。ひとまずこれで今後の進路がわかりましたので、入学手続き等準備を始めようと思います。 MH
 
 
 

  
 
(2) 単科生ODさん(2010年3月2日、東京大学大学院総合文化研究科修士課程――人間の安全保障プログラム・相関社会科学――に合格)とのやりとり(2009年12月30日から2010年3月3日にかけてのメールの一部)
 
※注:廣田が担当した2009年度の社会科学系および人文社会系英語クラスは少人数であったが、なかなかのレベルの受講生が集まった。受講生の合格大学院は、東京大学大学院人文社会系研究科二名合格、東京大学大学院総合文化研究科四名合格、一橋大学大学院社会学研究科(秋入試三名合格、春入試一名合格、計四名合格)、一橋大学大学院言語社会研究科二名合格、慶應義塾大学院文学研究科四名合格、早稲田大学大学院文学研究科三名合格、などであった。


◆Date: Sat, 28 Nov 2009 17:41:18
From: 廣田鉄斎
Subject: 昴の廣田です。
To: ODさん
 
ODさん
 
このメールを読んだら、念のため、「読んだ」という返事をください。
 
本日は、TO START Understanding the World In Which We Live
の途中まで(三分の二ほど)読みました。来週は次の文ではじまるパラグラフからです。
 
This book is intended for three audiences at once.
 
以下は、今後の予定です。
 
12/5(土)14:30〜ODさん報告(30分程度)
12/12(土)13:30〜に変更 MHさん、ANさん報告(それぞれ30分程度)
 
以下のどちらかの日に「補講」をおこないます。
*12/19(土)14:30〜
*12/20(日)14:30〜
 
12/5は必ず報告をお願いします。ではまた。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇Date: Sun, 29 Nov 2009 00:33:07
From: OD
Subject: メールありがとうございます
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
メールありがとうございます。
研究会の後に懇談会に参加して今戻りました。
自分の論文の弱点にいろいろと気付かされた気がします。
 
予定承知いたしました。
よろしくお願いいたします。 OD
 
 
 
◇Date: Fri, 11 Dec 2009 13:32:32
From: OD
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
こんにちは。
明日のレジュメを頑張って作っています。
ところで英語のほうはどこまで進んでいますか? OD
 
 
 
◆Date: Fri, 11 Dec 2009 15:06:07
From: 廣田鉄斎
To: ODさん
 
ODさん
 
明日は(受講生間で活発な議論の応酬がおこなわれた場合には)「英語の授業」はやらないかもしれません。やるとしても「研究発表会」のあとになりますので、「早退」することも可能です。ちなみに前回は、2頁の第二パラグラフまで進みました。
 
以下の「補講」日程は、明日最終確認しますが、ODさんも出れるときは、ぜひ出てみてください。
 
以下の日程で「補講」をおこないます。英語のテキストの続きは「冬学期」に回
します。
 
(1)*12/20(日)13:30〜(時間変更、注意)
13:30〜15:30 論文模擬試験(120分、二題)
15:30〜15:50 休憩
15:50〜17:20 英語模擬試験(90分)ODさんは受験しなくてもかまわない。
17:20〜17:30 休憩
17:30〜18:00 廣田による簡単な解説
 
(2)1/9(土)および1/16(土)論文模擬試験(英語の授業はやりません)
14:30〜16:30(120分、二題選択――できるだけ「過去問」と同形式にします)
希望があれば、英語の模擬試験を加えることも可能です。
 
コメントおよびアドバイスは個別にメールでおこないます。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇Date: Sat, 12 Dec 2009 10:33:51
From: OD
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
おはようございます。
補講、是非参加させてください!!!
よろしくお願い致します。
ではのちほど! OD
 
 
(途中省略)
 
 
◇Date: Sun, 3 Jan 2010 03:38:24
From: OD
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
あけましておめでとうございます。
新年はいかがお過ごしでしょうか。
私は先日大阪に帰ってきて実家の快適さに驚いています。
試験まで仕事を減らしているのでしばらくこちらで浴びるほど勉強する・・・かもしれません。
提出論文も専門科目もまだまだです・・・。
 
先日送っていただいた問題の解答を添付させていただきました。
自分の研究計画を見直すいい機会になりました。
どうもありがとうございました。
 
今年もよろしくお願いいたします。 OD
 
 
 
◇Date: Wed, 6 Jan 2010 19:29:39
From: OD
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
メールのご返信どうもありがとうございます。
 
ご指摘は鋭く
専門科目は放置してきてしまったので
しばらく専門科目メインにしようと思います。
 
ところで今日はお休みだと事務局の佐藤さんにうかがったのですが
明日上智に提出する書類があるので
もし可能であれば少し目を通していただけるとたすかります。
(直前過ぎるので無理かもしれませんが・・・だめもとで送ってみました。お忙しいなか申し訳ないです)
 
それから一点後報告があります。
東大と上智に加えて一橋の総合社会科学専攻社会動態研究分野を受験しようかと考えています。
先日社会学博士に在籍の方に会って受験可能だと指摘されたので。
試験は論文、研究計画書が一次で口述が二次です。
二次は場合によっては時間が上智の口述とかぶるのですが
上智は学費が高いという問題点が払拭しきれないのでかぶってしまったら一橋を優先しようかと考えています。 OD
 
 
 
◆Date: Wed, 6 Jan 2010 20:14:17
From: 廣田鉄斎
Subject: 上智
To: ODさん
 
ODさん
 
添付ファイルがついていなかったので、高橋先生あてのメールを開きました。
 
内容はこれでいいのではないかと思います。
 
文章がやや乱れているので、気づいたところは指摘しておきました(添付ファイル参照)。
 
もう一度読み直してしっかり推敲してみてください。
 
息が長い文が多いので、「、」(読点)をもうすこしだけ、つけるといいのではないでしょうか。
 
書き直してもう一度送ってくれれば、(明日の正午ころの返信でよいのならば、ですが――わたしは、明日早朝なら時間がとれると思います――)、あらためて読み直してみます。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇Date: Wed, 6 Jan 2010 23:22:50
From: OD
Subject: 改訂版
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
ほとんどご指摘の点を直しただけなのですが再送します。
参考文献の書き方も変えました。
 
お休みのなか、本当にどうもありがとうございます。 OD
 
 
 
◆Date: Thu, 7 Jan 2010 05:24:54 +0900 (JST)
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: 改訂版
To: ODさん
 
ODさん
 
黄色いマーカーをつけたところを再点検して下さい。
 
ODさんの「よいところ」が表れている文章だと思います。「運動」への貢献を前面に打ち出したところは、相手によっては「警戒」を招くかもしれませんが、そういう相手のゼミには行かないほうがいいでしょう。この文章を読んで「落とす」ような人は、ODさんにとって「学ぶに値しない」人だと考えて下さい。また何かあればメールをください。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇Date: Thu, 7 Jan 2010 10:40:02
From: OD
Subject: Re: 改訂版
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
確かにかなり危険な書き方ですよね。第一志望でないほうが大胆に書ける気がします。
 
早朝から本当にどうもありがとうございます!
今から提出してきます! OD
 
 
 
◇Date: Thu, 14 Jan 2010 22:45:37
From: OD
Subject: 過去問について
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
こんばんは。
最近極寒ですね。元気にお過ごしでしょうか。
 
ところで最近過去問に挑戦しています。
この路線でいいのかちょっと迷いがあって送らせていただきました。
環境系と自分の研究テーマを問うもの出たら提出論文ネタにしようかと思うのですが
人間の安全保障でよく語られているあたりとずれている点が心配な感じです。
アドバイスいただければとっても助かります。
頻出のテーマの中で平和構築と移民にヤマをはろうかと思っています。
 
12月の模試は採点中でしょうか。
まだ届いていないのでもしかしたらサーバの問題かもしれないと思ってお伺いしていますがもっと後でも大丈夫です。 OD
 
 
 
◆Date: Fri, 15 Jan 2010 15:54:43
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: 過去問について
To: ODさん
 
ODさん
 
先週土曜日に送付するのを忘れていました。簡単なコメントしかつけていませんが添付ファイルを参照して下さい。試験の時にこのくらい書ければ十分でしょう。時間配分を間違えないように。
 
過去問の答案にもざっと目を通しました。第一問、第二問くらい強引に「自分の問題関心」に引きつけてかまいません。
 
「人間の安全保障」とは、「自由・平等・友愛」(1789年のフランス人権宣言――人及び市民の権利宣言――では「自由、所有、安全、圧制への抵抗」)という近代の理念+「人間の尊厳に値する生存(恐怖からの自由・欠乏からの自由)」という20世紀的な理念(世界人権宣言・国際人権規約等)の延長線上にあるものと、わたしは理解しています。こういう意味での「人間の安全保障」は包括的概念なので、基本的人権に関わる事柄なら「何でもあり」だと思います。
 
第三問の答案は具体的な記述に埋もれて「結論」がやや舌足らず(何が言いたいのかはっきりしない)感がします。論文試験では、たんに知識の披瀝ではなく、「言いたいこと」=自分の主張を明確にする必要があります。もっと思い切って自分の考えを打ち出したらどうですか。
 
なお、第一問の答案の五行目「工業国における大気汚染がとりわけ問題になった」という部分は本当ですか? 確認しておいて下さい。
 
話は変わりますが、最近ホロウェイの『権力を取らずに世界を変える』という本を読みました。前に紹介した『持続可能な世界論』とあわせて、試験が終わったら一読を勧めます。
 
まだ一週間ありますので、論文試験過去問の答案を作ったらぜひ送って下さい。添削はできませんが、必ず目を通して一言コメントしますので。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇Date: Sun, 17 Jan 2010 05:03:47
From: OD
Subject: Re: Re: 過去問について
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
どうもありがとうございます。
添削コメント、大変参考になります。
快楽的社会運動…というのは書き方に気をつけないと
何を言い出すの!?という感じにならないか若干心配です。
人間の安全保障の「専門科目」でも
自分が知識的に詳しいことのほうが
紛争や難民などについての基本書レベルの解答よりもいいのか、
あるいはここでは最低点を狙ってはずさないようにしたほうがいいのか、というのが最近の悩みです。
 
お勧めの本は論文を書く前に読みたかった感じですが、もう時間がありません。。。
終わったらすぐに読みたいですね。
 
気持は焦るのですが
いまいちたくさん対策できない今日この頃です。
あと一週間を切りましたが、ラストスパート頑張ります。 OD
 
 
 
◇Date: Tue, 19 Jan 2010 02:52:09
From: OD
Subject: 論文について
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
こんばんは。
一橋の出願が東大専門のすぐあとなので
論文をかたちだけ仕上げてみました。
まだまだ推敲しなくてはならなくて
各章いろんな問題点があるのですが
形式や細かいミス、文章はさておき
この路線について(理論の骨格や論文の材料これでいいのかなーということについて)
先生の社会科学的見地から
ひとことアドバイスいただけないでしょうか。
専門まではもう専門科目をやるしかないので
お時間あるときに可能ならお願い致します。 OD
 
 
 
◆Date: Thu, 21 Jan 2010 10:01:18
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: 論文について
To: ODさん
 
ODさん
 
二三日留守にしていたため、いまメールを拝見しました。まだ論文には目を通していません。土曜日までには一読できると思います。締め切りはいつですか?
 
簡単なコメントは、たぶん日曜日か月曜日には送れると思います。
それで間に合えばいいのですが。
 
廣田鉄斎
 
 
 
◇Date: Thu, 21 Jan 2010 18:43:34
From: OD
Subject: 論文期限&過去問のご相談
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
ご返信ありがとうございます。
論文の提出は27日必着の一橋が一回目で、26日の朝までに出す予定です。
ですから間に合います!
どうもありがとうございます。
 
ところで人間の安全保障を
非常に人間安全保障的観点から解いてみたのですが
このレベルはまだ意見の主張が弱いでしょうか。
自分の研究分野だと多少ユニークさが打ち出せるかもしれませんが「専門科目」なので設問内容によってはこじけすぎる
ことになってしまうかもしれません。
一方でこうした解き方だと大変一般的な答えになってしまっている気もします。 OD
 
 
 
◆昴の廣田です。添付ファイル送付。
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年1月23日 16:49:12
宛先: ODさん
1つの添付ファイル
論文0118.doc (143.0 KB)
 
ODさん
 
簡単なコメントを付した添付ファイルを送ります。
明日もう一度読むつもりです。
改良版ができたら、また送って下さい。
 
余談ですが、この(リクレイム・ザ・ストリートの)日本版運動を起こしたいと常々考えています。日本の通り(street)ではクルマが大きな顔をしすぎています。どうして通りで子供が遊んではいけないのでしょうか? 通りは違法駐車だらけのくせに、人が通りに寝ころんだり、座り込んだりすることはできません。なぜ?
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇Date: Sat, 23 Jan 2010 19:05:02
From: OD
Subject: ありがとうございます!!
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
論文批評、どうもありがとうございます。
つめられていない点が多々明らかになり、非常に参考になります。
今からじっくり読んで改良したいと思います。
ちなみにリクレイム・ザ・ストリートは私もとても魅力を感じています。
本当に、日本で起こしたいですね・・・!!
 
ところで、試験を終えて今帰りです。
 
第一問:人間の安全保障にとってあなたが重要だと思うもの(NGO.国際機関など)の役割について、具体例をあげて論じなさい。
 
第二問:以下のものから、ひとつを選び、人間の安全保障の観点から具体例を挙げて論じなさい。
 
選択:人道的干渉
 
という問題が出ました。
 
一問目については
先進国の人々の意識と生活習慣を変える快楽的社会運動をあげ、アースデイの例を使いながらその動員力の高さを論じました。
先進国の人々の生活の人間の安全保障における重要性→それを促す快楽的社会運動は重要だ→アースデイの例:快楽性→動員力。社会的ジレンマの克服→まとめ
という流れで書きましたが、アースデイの実質的効果についての言及を忘れて、ちょっと根拠が甘いというかんじです。。。
 
二問目については
人道的干渉が正当で人間の安全保障にとって重要であるが、現状では人間の安全保障をむしろ危険にさらす問題点があるということを書きました。
正当性の理由:内政不干渉の前提となるはずの対内主権が現在の紛争多発地帯である旧植民地国には欠如している→しかし現状では介入に対する基準がないため政治的意図が絡む危険性があるので基準を作るべき→さらに、国連のキャパシティが不足していて適切な対処ができないことをスーダンを例にして説明、常設国連軍と動員可能な文民人員の確保の必要がある→まとめ
対内主権のなさの前提として宗主国が恣意的に決めた国境線についてなど書くべきでしたが、全体的に準備していたところなのでまあまあ書けていると思います。
 
こうして振り返ってみると、弱いものをほごしてあげよう・・・みたいな論文を書いてしまい、そもそも根本的問題としての先進国の悪さに触れていないところが気がかりです。
でも二問とも一応書き終えることができてよかったです。
 
昨日の先生のアドバイスをもとに
構成にかなり時間をかけました。
それが時間内に終わった最大のポイントだったと思います。
どうもありがとうございました!
 
昼夜逆転と思いのほかの緊張で2.3日不眠症だったので
注意散漫でちょっと危険な感じでした。
やっと終わってほっとしました。
 
今から一橋に向けてがんばります!! OD
 
 
 
◇Date: Sun, 24 Jan 2010 21:20:16
From: OD
Subject: ご相談
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
新しい社会運動論のなかに
 
Olson フリーライダー問題
集合行為に参加するかどうかにかかわらず集合財を享受できるとすれば
個人にとって集合行為への関与は非合理的なものになる
ゆえに集合行為の参加には強制や選択的誘因が必要となる
 
Della Porta and Diani Polletta and Jasper
合理的な運動論モデルは選択的誘因の概念を拡張し
集団から与えられる義務や賞賛などの
外在的動機や、参加することの喜びといった内在的動機に分かれる
 
というのがあって
論文に入れていなかったのですが
考えてみると
新しい社会運動論以上のことは何も言っていないことに気付きました・・・
 
環境社会学ではあまり扱われていなくて
環境社会学の発展としては書きうるのですが
先行研究をおさえていないことになってしまいます
 
そこで
 先行研究にこの点を入れて
 日本の環境運動においても同じことが言えるのであろうか
 →戦後日本独自の状況(法整備・高度成長終了・・・)
  として検討することを目的とする
 
ということにしようかと思うのですがそれで大丈夫でしょうか。。。。 OD
 
 
 
◆Re: ご相談
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年1月24日 22:13:13
宛先: ODさん
 
ODさん
 
メールでODさんが言っていることの意味があまりよく理解できないのですが。
括弧内の解釈でいいですか?
 
→(ODさんは自分の)論文に(この二つの先行研究についての言及を)入れていなかったのですが
考えてみると
新しい社会運動論以上のことは何も(誰が?、ODさんが?)言っていないことに気付きました・・・(この部分意味不明。論理的に理解不能)
 
環境社会学では(何が? この二つの先行研究が?)あまり扱われていなくて
環境社会学の発展としては(何を、この二つの先行研究について?)書きうるのですが
先行研究をおさえていないことになってしまいます(意味不明???)
 
そこで
 先行研究にこの点(二つの先行研究についての言及?)を入れて
 日本の環境運動においても同じことが言えるのであろうか
 →戦後日本独自の状況(法整備・高度成長終了・・・)
  として検討することを目的とする
 
ということにしようかと思うのですがそれで大丈夫でしょうか。。。。
 
 
(1)同じことが言える、という結論を出すのですか? 同じことが言えない、という結論を出すのですか?  きちんと論証できればどちらでもかまいませんが。
 
(2)締め切り一週間前に生半可な議論を加えるのは危険だと思います。生半可にならなければ結構ですが。
 
(3)そもそもわたし個人は「合理的・・・モデル」をまったく信用していません。人間には合理的な面もありますが、合理的でない面もたくさんあるからです。合理的な、つまり、数学的もしくはゲーム理論的に「論証」できるモデルは、たいていの場合、現実離れしています。
 
たとえば、「フリーライダー問題」というのは、次のようなインチキな話でしょう?
 
友人や恋人や家族との「楽しい食事会」に参加するかどうかにかかわらず、「食料」(「栄養」?)を享受できるとすれば、個人にとって食事会への関与は非合理的なものになる。ゆえに集合行為(食事会へ)の参加には強制や選択的誘因が必要となる
 
これは、自己目的的な活動から「目的・手段関係」を切り離し、コミュニティの活動から「個人」を分離してはじめて成り立つ議論だと思います。食事会は、食料や栄養を摂取することも、もちろんその一部にふくまれていますが、それ自体が楽しい、共同営為です。社会運動もそういうことなのでは? 楽しさは、それ自体が「集合財」の一部です。
 
もちろん運動にもいろいろな側面があり、強制による参加、「集団から与えられる義務や賞賛などの外在的動機や、参加することの喜びといった内在的動機」による参加があることは事実でしょう。そういった分析がまったく無意味とは言いませんが、とくに内在的動機は、「原因」「動機」というよりは、運動の不可欠の構成要素だと思います。
 
答えになっていないかもしれませんが。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇Date: Sun, 24 Jan 2010 23:08:56
From: OD
Subject: Re: Re: ご相談
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
説明不足で大変申し訳ないです…
かっこ内の解釈、完璧です
 
フリーライダー問題というのは
集合行動の目的(たとえば社会運動をして空港建設をやめさせる)
を自分自身はせずに誰かほかの人がしてくれれば達成できるのであれば
誰もしなくなるというものです。
そしてそれゆえ動員には
集合行為の目的以外の選択的誘因(たとえば反対運動をしているというアイデンティティや親しい友達の参加など)が必要となる
ということが指摘されています。
 
行動に対して返ってくると一人当たりの利益が少なくなると
誰も行動しなくなるという
社会的ジレンマ問題
というのも集合行動論で指摘されていました。
 
 
論文では
法整備、リスク社会、受益圏受苦圏問題、アイデンティティ・クライシス、高度消費社会、インターネット
を社会運動の促進力として挙げていますが
 
そのうち、社会運動論でも取り上げられているのは
受益圏受苦圏問題、アイデンティティ・クライシス、高度消費社会
で、日本個別の問題に対して、論文で私が取り上げたような現代的な社会運動
を扱ったものはなかたので
それを論文の意義に持ってきて書いてみようかと思います。
 
 
時間がないですが
とりあえず一度朝までに仕上げてみようと思います・・・。
 
 
なんだか焦ってメールしてしまいました。
ありがとうございました! OD
 
 
 
◆追伸。
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年1月24日 22:44:49
宛先: ODさん
 
ODさん
 
以下のわたしの考えをぜひ批判して下さい。
 
「前便の(3)から、論理必然的に帰結するのは、
 
社会運動には、一般に、『快楽的』な、『運動それ自体を楽しむ』という要素が、運動の『公式の目的』とは別に、必ずふくまれている。したがって、『快楽的社会運動』というのは、1990年代以降の『新しい傾向』とは言えない。太古の昔から、社会運動というものは、『快楽的要素』をその不可欠の一部として含んでいたのだ」
 
具体例としては、たとえば、江戸末期の「ええじゃないか」。
 
私の個人的体験から言うと、1968年前後の「ベトナム反戦運動」。
中学生のときに新宿西口広場の「フォーク集会」に参加したことがあります。
この時代の「運動」はお祭りのようでした。デモや集会をみんな楽しんでいましたよ。恋人探しのためにデモに参加する若者もたくさんいました。
 
廣田鉄斎
 
 
 
◇Date: Sun, 24 Jan 2010 23:15:19
From: OD
Subject: Re: 追伸。
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
追伸、今見ました!
快楽性はおそらくおっしゃるように昔からあったと思うのですが
今は快楽性が運動自体に大々的に打ち出されています
 
大義名分は「空港建設反対」
だった時代から
運動自体の売り文句に
堂々と快楽性が売りだされています
 
そこが昔の運動と違うところだという気がします。
それゆえ参加する層も
自然に楽しんでいる気がして、
「楽しんでよい」
というフレームに変わったことで
快楽性がより増している気がするのです。
 
このへんをいれないといけないですね!! OD
 
 
 
◆Date:Sun, 24 Jan 2010 23:23:35
From:廣田鉄斎
Subject:Re: Re: ご相談
To: ODさん
 
ODさん
 
フリーライダー問題については、文脈が全く異なりますが、
以下の文章をご覧下さい。(省略)
 
要するに「フリーライダー」の議論は、人間の共同存在性を完全に捨象し、「抽象的個人主義」(共同社会から切り離された個人)を大前提にした議論だということです。抽象的個人主義は、近代が生み出したイデオロギーですが、わたしは「根本的に間違っている」(もはや時代遅れだ)と思います。なお、最近のフェミニズムの議論では「抽象的個人主義批判」は常識化しているようです。
 
 
 
◇Date: Sun, 24 Jan 2010 23:43:33
From: OD
Subject: Re: Re: Re: ご相談
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
大変興味深い文章ですね。
稼がなくては生きていけない今の状況を
根本的に変えたいです。
 
フリーライダーはフリーライダーを批判する文脈で使うのは誤りだと思う
のですが(社会にプラスなことをしている人がえらいという理論は間違っていますよね。そういうひとたちはそういう資質や条件を兼ねそろえているところが前提条件としてあるので)受苦圏の拡大によって
運動の公式な目的以外のことを誘因として必要とする
というオルソンの議論はニュートラルな気がします。
いかがでしょうか。。。 OD
 
 
 
◆Date: Mon, 25 Jan 2010 05:19:51
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: Re: Re: ご相談
To: ODさん
 
ODさん
 
睡眠中、夢の中でフリーライド問題について考えてみました。
 
社会運動論におけるフリーライド理論は、
 
(1)運動参加が個人にとって「コスト」であること
(2)運動が「利己目的」であること
 
を前提しています。
 
(1)運動参加それ自体が「ベネフィット」であり、
(2)運動が「利他目的」(を含む)であれば、
 
フリーライド問題はそもそも生じません。
 
地球環境を改善する運動で、「何もしない」オランウータンが利益を受けるのは「ずるい」のでしょうか? オランウータンの保護運動の場合は?
 
21世紀型「連帯」型の社会運動に「フリーライド問題」を持ち出すのは、
ふさわしくないと思います。ぜひ反論して下さい。
 
廣田鉄斎
 
 
 
◇Date: Mon, 25 Jan 2010 08:39:32
From: OD
Subject: おはようございます!
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
おはようございます。
朝まで起きているわりに進んでいません。
廣田先生の夢の密度に負けている気がします・・・。
 
集合行為に貢献するかどうかにかかわらず集合財を享受できるとしたら
個人にとって(集合財を享受することを目的に行う)集合行為への関与は非合理的なものになる。
よって集合財を享受すること以外にも目的が必要だ、というのがオルソンの議論のなかで
社会運動論への影響があった点ではないでしょうか。
 
運動自体の快楽性(人とコミュニケーションがとれる、誰かに何かをしてあげたいという欲求を満たす、自己承認欲求が満たされるなど)
はオルソンのいう選択的誘因に含まれると思うのですがいかがでしょうか。
 
地球温暖化問題はコミットする人も、しないひともいて、
受苦圏の範囲が非常に広く
自分がしたかしないかでどれだけ変わるか全然実感できない・・・
もしもコミットすること自体が苦痛であれば社会的ジレンマにより人々はあまり参加しない。
けれどもたくさんのひとが参加するのは
自分の行動によって地球の温度をわずかばかりキープするという貢献をする
ということだけでなく
運動自体や運動に付随する何かに快楽があるからではないでしょうか。
 
オルソンの集合行動論は
従来コストだと思われていた運動参加は
実はベネフィットだったこと、
そして利他目的すら利己目的になりうるのだということを
社会運動論の研究者たちに気づかせたもの
だと思うのですが原書がないので解釈違いかもしれません・・・・ OD
 
 
 
◇Date: Mon, 25 Jan 2010 09:07:42
From: OD
Subject: Re: Re: Re: Re: ご相談
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
今、引用の仕方の本を見ていて
要約の場合もページが特定できる場合はする、とあるのですが
メモしてません…
これは欠かせない点でしょうか!?
卒論執筆の際に知っていたはずでしたが
忘れてました… OD
 
 
 
◆Date: Mon, 25 Jan 2010 11:59:06
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: Re: Re: Re: ご相談
To: ODさん
 
ODさん
 
今「散歩」から戻ったところです。
 
今更探す時間はないと思いますので、出典の頁は無視しましょう。
次に書く論文からは、しっかり典拠を示すこと。
 
たいていの人は、論文要旨と注と文献リストしか読みません。
今度の試験の面接官も、主査を除き、本文は読まないでしょう。
 
フリーライド問題は前便のODさんの論理でだいたいいいでしょう。方法的個人主義と合理主義からアプローチすれば、そういう結論になると思います。わたしは方法的個人主義と合理主義的人間像には批判的なのですが。
 
廣田鉄斎
 
 
 
◇Date: Mon, 25 Jan 2010 21:33:16
From: OD
Subject: 改訂版
To: 廣田 鉄斎
 
こんばんは!
 
まだ新しい社会運動論の導入がうまくいっていないのですが
現時点での改訂版はこんなかんじです。
今夜中に仕上げないと。。。
 
論文要旨にもっと力を注がないと、まずいですね!!
 
散歩、いいですね。
私は近頃太陽を見ていない感じです… OD
 
 
 
◇Date: Mon, 25 Jan 2010 22:49:31
From: OD
Subject: 一橋提出書類
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻社会動態研究分野の提出書類です。
 
短時間で仕上げて
なんだか気分に任せた文章になってしまいました。
合格のための戦略性に乏しいかもしれません。
もしお時間大丈夫なら何かアドバイスいただければ嬉しいです! OD
 
 
 
◆廣田鉄斎 wrote:
2010年1月25日 23:41:14
 
ODさん
 
ざっとですが目を通しました。細部の見落としがあるかもしれませんが、別に大論文も提出することだし、これくらいでいいのではないでしょうか。何回か読み直して、推敲をしっかり。
 
大問題の「大論文」の方ですが、修正部分にまだ矛盾があるようです。(たとえば、「闘争性」に変えたのに、一部「政治性」が残っていたり。)
新たな論点を付け加えるのはやめて、整合性のチェックをしてください。では、最後の詰めをがんばって。
 
廣田鉄斎
 
 
 
◇Date: Tue, 26 Jan 2010 01:25:22
From: OD
Subject: Re: Re: 一橋提出書類
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
ありがとうございます!!
今から最終仕上げをして
提出します!
大変鋭いアドバイスをいろいろとありがとうございました。 OD
 
 
 
◇研究計画書
差出人: OD
送信日時: 2010年1月30日 22:53:43
宛先: 廣田鉄斎
1つの添付ファイル
研究計画書0130...docx (16.8 KB)
 
廣田先生
 
こんばんは。
研究計画書を仕上げてみました。
何を調べるか(=運動のフレーム、構造、個人の動機、運動で実際にすること、運動前後での意識と行動の違い)
については強調したいところなのですが
繰り返しが多すぎるかなーというところが疑問点としてあります。
 
もし何かお気づきの点がありましたら、アドバイスいただければありがたいです! OD
 
 
 
◇論文東大版?
差出人: OD
送信日時: 2010年1月31日 2:12:43
宛先:廣田鉄斎
1つの添付ファイル
人間の安全保障論文...docx (101.1 KB)
 
廣田先生
 
お世話になっております。
論文を東大用に仕上げました。
変更点は全体の校正と
 
@参考文献を整える(近代のアイデンティティについて、水俣病についてなど)
Aあとがき
B先行研究への言及
です。
 
もし何かお気づきの点があればアドバイスいただければ嬉しいです。
いつもお忙しいなか、本当にありがとうございます。 OD
 
 
 
◆Date: Sun, 31 Jan 2010 03:30:45
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: 論文東大版
To: ODさん
 
ODさん
 
一次合格、とりあえずおめでとうございます。
本日は所用と授業があり、また夜は、ODさんと同様に一次合格したANさんたちの論文にも目を通さなければならないため、ODさんの論文・研究計画書に目を通すのは明日月曜日午前になると思います。月曜日の午後なるべく早い時間までに簡単なコメントを送ります。たしか提出は火曜日消印有効だったはずなので、それで間に合うと思いますが、よろしいでしようか?
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇Date: Sun, 31 Jan 2010 06:17:43
From: OD
Subject: Re: Re: 論文東大版
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
おはようございます!
1日のコメント、間に合います。お忙しいなか本当にどうもありがとうございます。
 
ところで現在もうひとつの提出課題である要旨英語版を作成しております。
こちらもざっくり見ていただくことはできないでしょうか。
文法的ミスはチェックできるのですが、不自然な文を作成してしまっているかもしれません。
要旨の内容はおそらくあまり変わらないのでこちらは2日の昼までなら大丈夫です。
お忙しいなか、たくさんお願いしてしまって申し訳ありません…。
もし可能なら送らせてください。
 
ANさん合格、よかったですね!
ハイレベルかつおもしろい研究をされそうですよね。 OD
 
 
 
◆Date: Sun, 31 Jan 2010 06:23:56
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: Re: 論文東大版
To: ODさん
 
ODさん
 
この時間まだ起きていましたか。
前のメールで書いたとおり、本日日曜日中には目をとおせそうにありませんので、もしも「改訂版」が出来たら送って下さい。英文要旨ももちろんOKです。総合文化の一次は全部掌握していませんが、昴からたぶん十名くらい受かっているようですよ。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇Date: Sun, 31 Jan 2010 06:38:45
From: OD
Subject: Re: Re: 論文東大版
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
昼夜逆転の癖がついていて、また戻っちゃいました…。夜中は静かなので集中で
きますが。。
 
今日また直す予定なので英語要旨と併せて改訂版送らせて頂きます。どうもあり
がとうございます!!
 
総合文化だけで10人なんて、昴恐るべしですね…。すごい場所に出会ってしま
ったと思います。
 
お忙しいと思いますが、素敵な1日をお過ごしください。 OD
 
 
 
◇Date: Mon, 1 Feb 2010 05:29:52
From: OD
Subject: おはようございます
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
おはようございます。
今日はちゃんと早起きです
 
昨日は意外と時間がなく
今英訳の続きをしています。
 
論文は改訂なしですが
よろしくお願い致します! OD
 
 
 
◆Date: Mon, 1 Feb 2010 05:34:38
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: おはようございます
To: ODさん
 
ODさん
 
今、MHさんの提出論文と研究計画書をチェックし終わったところです(ANさんは昨夜のうちに一丁上がり)。今日はわたしが「徹夜」ですね。どうやら「論文発表会」をやった三人全員が受かりそうな予感です。
 
ODさんの論文はこれから読み直します。メールは午後になると思いますが、すでにある程度の完成の域に達していますので(つまり合格レベルに達しているということ)重箱の隅を突くような細部の指摘を行う予定です。英文要旨はでき次第送って下さい。といっても、夜までみれそうにありませんが。
 
 
 
◆Date: Mon, 1 Feb 2010 06:04:35
From: 廣田 鉄斎
Subject: Re: おはようございます
To: ODさん
 
ODさん
 
研究計画書に目を通しました。基本的にはこれでいいでしょう。
添付ファイルのコメントを参照。細部を手直しして下さい。
 
なお、以下を参考にして下さい。
 
(1)東大の二次試験は「論文」審査が決定的な比重を占める。
(2)研究計画書そのものは、おそらく「採点」の範囲外。面接の資料としてのみ扱う。
(3)面接試験では、一人(もしくは二人程度)の主査が「論文」を細かく読んできて、細部にケチをつける。イジメに近い場合もある。ただし、ケチをつけられたからといって、必ずしも不合格になるわけではない。面接の際には、勉強が不十分な点や十分に詰めていない点は、「これから勉強します」と正直に答えるのがよい。虚勢は張らないこと。ただし、反論できることがあれば、遠慮なく反論する。(できればあらかじめ想定問答集を用意しておく。)
(4)主査以外は、論文要旨、文献リスト、および研究計画書にざっと目を通すだけ(おそらく、面接と面接の合間に見る程度)。
 
したがって、二次合格のポイントは、
 
(1)提出論文を期限内に郵送する。
(2)時間までに面接会場に到達すること。これが一番重要。
 
ちなみに、昨年一次合格したのに二次試験の当日山手線内で居眠りをして、面接試験に間に合わなかった人がいます。
 
論文のコメントは後で送ります。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆Date: Mon, 1 Feb 2010 07:40:39
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: おはようございます
To: ODさん
 
ODさん
 
論文のコメントを送ります。
ほとんど完璧になっているのでつまらないあら探ししかできませんでした。
合格間違いなしですね。
それどころか、この論文は岩波新書にしてもいいくらいの出来ですよ。
全国に30万人ほどいる大学教員の9割は、こんな本は書けやしません。
自信をもって、今後も研究と実践を深めていって下さい。
 
なお、期限までの郵送と、面接会場への時間通りの到達をヨロシク。
 
一仕事終わったわたしは、これからちょっと出かけますので、英文要旨は夜までに送って下さい。ではまた。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇Date: Mon, 1 Feb 2010 10:58:02
From: OD
Subject: ありがとうございます!
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
研究計画書&論文添削どうもありがとうございます!
廣田先生にそう言っていただけると不安が解消されます。
遅刻には気をつけます!!
 
ようやく英語要約ができたので送ります。
けっこう時間がかかりました…。 OD
 
 
 
◆Date: Mon, 1 Feb 2010 11:28:37
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: ありがとうございます!
To: ODさん
 
ODさん
 
英文要旨は夜までに見ておきます。
 
明日論文を提出したら、
以下のサイトに目を通しておいて下さい。(省略)
 
特に、エピクロスと「功利主義」の項をよく読むこと。
 
岩波文庫の『エピクロスと』
J.S.ミルの『功利主義論』(中公「世界の名著」シリーズにたしか入っていたと思う)
の二冊が図書館で借りられれば、「解説」くらいは目を通しておく。
 
「快楽(pleasure)」で有名なのは、思想史上は何をさておき、エピクロスとベンサム。エピクロス快楽主義は実は質素主義です。ベンサム流の功利主義は現代の主流経済学(と一部の倫理学)に強い影響を及ぼしています。支配的イデオロギーといってもよい。J.S.ミルは「修正功利主義」とでも言うべき位置づけ(快楽の質を問題にした)。
 
哲学や思想史、理論社会学の人が面接官になる可能性が強いので、ODさんの論文のキー概念「快楽的」について理論武装しておこう。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇Date: Mon, 1 Feb 2010 12:03:05
From: OD
Subject: Re: Re: ありがとうございます!
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
ありがとうございます!
明日、早速拝見させていただきます!
理論武装は大きな課題です。
 
ところで参考文献の書き方なのですが
 
・ウォルツ,M著 神保哲夫訳・解説 2008『オルタナティブ・メディア―変革のための市
民メディア入門』、大月書店
・大畑裕嗣「モダニティの変容と社会運動」 2004『社会運動という公共空間』成文堂
・オルソン,M著、依田博・森脇俊雅翻訳 1996『集合行為論―公共財と集団理論』ミネル
ヴァ書房
 
この書き方は正しいですか?
名字でそろえるんだったかなーと思うのですが
翻訳書はどのように表記すればいいでしょうか。
持っている本は原著引用ばかりでわからなかったです・・・。 OD
 
 
 
◆Date: Mon, 1 Feb 2010 13:10:24
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: Re: ありがとうございます!
To: ODさん
 
ODさん
 
形式が統一されていれば、どちらでもいいです。
 
後ほどまたメールします。 廣田
 
 
 
◆英文要約添削送付
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2010年2月1日 14:41:30
宛先: ODさん
1つの添付ファイル
Abstract ...docx (38.2 KB)
 
ODさん
 
これだけ長い英文を読むのは疲れますね。
見落としがまだたくさんあると思いますが(特に同一事項に関する二度目以降の指摘の脱落)、一応添削が終わりました。もう一度書き直して夜までに返送してください。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇Date: Mon, 1 Feb 2010 19:16:30
From: OD
Subject: 改訂版
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
お休みのところ本当にどうもありがとうございます。
結構間違っていますね・・・。
 
改訂版できました! OD
 
 
 
◆Date: Mon, 1 Feb 2010 19:56:59
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: 改訂版
To: ODさん
 
ODさん
 
添付ファイルが見あたりません。
もう一度送って下さい。
 
 
 
◇Date: Mon, 1 Feb 2010 22:02:09
From: OD
Subject: Re: Re: 改訂版
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
申し訳ないです…。
こんな時間でも大丈夫でしょうか。
寝不足のところ、本当にごめんなさい。。
 
 
 
◇Date: Mon, 1 Feb 2010 22:27:46
From: OD
Subject: 追伸
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
明日の消印有効なので
添削は明日でも大丈夫です!
お疲れのところ、すみません。 OD
 
 
 
◆Date: Mon, 1 Feb 2010 23:39:52
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: 追伸
To: ODさん
 
ODさん
 
もう見終わりましたよ。前と比べれば随分読みやすくなりました。
まだ問題点はあるかもしれませんが、これで落とされることはないでしょう。
 
わたしは今日は三人相手でメールを何十本やりとりしたかな。わたしの人生の中でももっとも楽しい一日、だったかもしれません。三人の合格を祈ります。
 
廣田鉄斎
 
 
 
◇Date: Tue, 2 Feb 2010 02:12:38
From: OD
Subject: ありがとうございます!
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
ほんとーーーうにどうもありがとうございました!
廣田先生なしにこの論文は仕上がりませんでした。
明日、期限に遅れないように出したいと思います! OD
 
 
 
◇Date: Tue, 2 Feb 2010 13:38:03
From: OD
Subject: Re: Re: ありがとうございます!
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
無事に論文を出しました!
本当にお世話になりました。
快楽主義について調べていました。
功利主義は「幸福な奴隷たち」論のことだったのですね。
ベンサムの本も見てみます
 
先生はようやく少しゆっくりできるのでしょうか。
どうもありがとうございました!
 
私は受験を言い訳に勉強の快楽の世界におぼれたいと思います。 OD
 
 
 
◆Date: Tue, 2 Feb 2010 13:53:17
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: Re: ありがとうございます!
To: ODさん
 
ODさん
 
ODさんの東大合格はほぼ確定しました(面接に行けば、ですが)。一橋も合格間違いないでしょう。
 
そこで提案ですが、2月中旬から3月にかけて、わたしの以下の「ゼミ」に出席しませんか? MHさんにも声をかけます。昨年京都大学大学院の社会学に合格した凄く優秀な女性(アフリカ研究)も参加する予定です。英語の読書会ではなく、「脱成長論」や「持続可能な世界論」についての最近の動向をフォローし、自由に議論し合うというゼミになると思います。もしODさんやMHさんが参加してくれれば、提出論文の報告もやってもらいたいと思います。大学院入学前のブラッシュアップとしては、有意義な勉強になるとおもいます。ぜひご検討下さい。なお、添付ファイルはゼミのテキストと資料です。
 
昴教育研究所 廣田
 
☆We02 英語 文献精読ゼミ2
2/12, 19, 26, 3/5 (3/12補講)    金曜 14:00-16:00
 
 この講座では「脱開発」「脱成長」「定常社会」をテーマに、最新の英語文献を読みます。(担当:廣田鉄斎)
 
注意
このクラスは、いわゆる「語学」の授業ではありません。
 
英語文献を、一週間に20頁程度読んで、事前にその内容をまとめてきてもらい、レジュメを作って報告しあい、全員で意見交換をおこなうという「ゼミ形式」の授業です。
 
 
(途中省略)
 
 
 
◇Date: Tue, 9 Feb 2010 17:27:56
From: OD
Subject: 一橋発表
To:廣田鉄斎
 
廣田先生
 
こんにちは!
今日一橋一次の発表でしたが、おかげさまで大丈夫でした!
東大後のタイトな時間の中でたくさんご相談に乗っていただいてありがとうございました。
 
でも上智の時間とかぶってしまったので上智受験はできなくなってしまいました・・・。
 
面接の対策をがんばります! OD
 
 
 
◆Date: Tue, 9 Feb 2010 18:15:40
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: 一橋発表
To: ODさん
 
ODさん
 
メールありがとう。
 
一橋の二次は、「本当に本人が書いた論文かどうか」を確認するだけですから大丈夫ですよ。東大の二次もそうですが、「遅刻しないように」行けば、あれだけの論文を提出したわけですから、まず間違いありませんね。
 
二次合格の報告を楽しみにしています。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆Date: Tue, 16 Feb 2010 09:12:43
From: 廣田鉄斎
Subject: 昴の廣田です。
To: ODさん
 
ODさん
 
おはようございます。
 
ODさんはこの時間すでに、一橋の面接試験に出かけているかも知れませんが、
 
昨夜MHさん(国際関係論)から東大二次面接(15日実施)の様子を報告するメールを受け取りましたので、参考までにその一部をお知らせします。
 
ODさんの場合、「同じ形になる」とは限りませんが、20日の「本番」の参考にして下さい。
 
>面接では、次のような事を聞かれました。
・この論文はダグラス・ラミスをベースにしているのだと思うが、ラミスの本を知ったきっかけは何か?
・参加型支援について説明してほしい。
・草の根の人々による運動、とあるが、そういった運動も海外のNGOなどに扇動されている場合があるのではないか?
・当事者の貧しい人々が、経済発展を望むこともあるのではないか?
・論文はよく書けてはいるが、その分あなたが何について悩み、苦しんで書いたのかがよくわからない。
・どうしてエチオピアのプロジェクトを使おうと思ったのか?
>他にも確かいくつか聞かれたと思うんですが(「価値観」についてなど)、はっきり覚えていません・・・。
 
◇廣田のコメント
「論文はよく書けてはいるが、その分あなたが何について悩み、苦しんで書いたのかがよくわからない」というのは、むちゃな要求ですね(逆に「悩み苦しみ」を前面に出したら、論文として「客観的でない」などと文句を言われそうです)。質問者に切り返して、あなたがこれまでに公表した論文は、「何について悩み、苦しんで書いたのか」よくわかる論文ですか、と聞き返してみたいところですね。東大教授は、「とにかくけちをつけるのが好き」な人が多いようです。わたしもそうですが。。。
 
保守的な大学人が、MHさんが「過激派」でないか確かめているようなところがありますが、ODさんの場合も「運動」を前面に出しているので、同様の「探り」があるかもしれません。ODさんもMHさん同様、「過激派」ではありませんから、正直に自分の立場を話してかまわないと思いますが、(運動にも貢献できるような)「客観的・学問的な研究」をおこないたい、という点を強調すべきでしょう。
 
なおMHさんの論文は「参加型支援」がキイ概念でしたが、ODさんの場合は「快楽的運動」がキイ概念ですから、これについての質問があることはまず間違いありません。
 
国際関係論のスタッフと相関社会科学のスタッフは別なので、傾向は違うと思いますが、一応参考にして下さい。
 
なお、一橋の面接の様子を教えてくれると嬉しいです。
 
ではまた。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇Date: Tue, 16 Feb 2010 14:11:43
From: OD
Subject: ありがとうございます&一橋の面接のご報告
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
こんにちは。
入試情報、どうもありがとうございます。
大変参考になります。
ありうる先生はすべてチェックしてみようと思います・・・!!
おそらく東大も鋭いつっこみがいっぱいなのだろうなあ・・・という気がします。。。。
 
 
一橋は圧迫面接という印象でした。
結果がこわいかんじです。
むこうが社会学のプロであるがゆえに研究計画の散漫さというか対象の多さに疑問を感じられている気がしました。
フィールドワーク系の社会学の先生はとりわけひとつの対象に深くコミットするところがあり、そういう気質の人から見ると
印象が悪い研究計画なのかも!?
 
 
面接官2人
志望している町村先生ともう一人知らない先生
2人ともつっこみは激しいが、とりわけ知らない先生が研究に懐疑的な感じでつっこむ(しかもあんまり目を合わせてくれない)。
町村先生は受け止めつつ(町村先生はちゃんと笑うところは笑いつつ目を見て話す)、疑問点をどんどん指摘。
時間の多くが研究計画についてのつっこみで論文については「テーマの規模」と「戦闘性」という2つの軸の設定の正当性についての質問のみ。
 
1これまでの研究・学習と論文、研究計画の要約の後、それぞれについての質疑応答
 
 
・研究計画について
 
  快楽的という言葉は適切なのか(誤解を受けそうだけど)造語なの?
  A:造語です。たしかに誤解を受けやすい言葉なので適切かどうかは分かりませんが参加してみると人びとが
   非常に楽しそうなことが印象的だったので。
 
 
  快楽的運動という切り口によって切り捨てられたと感じる人が出るのでは?
  A:すべての運動が快楽的と言っているわけではなくて、運動の一部である快楽的な運動が近年増えていて
    それを対象にしているんです。
 
 
  研究した運動は具体的には?
  A:人びとが自分の専門を生かして(たとえばウェヴデザイナーであればデザインする時間を週に数時間ボランティアに
   提供することで)社会貢献をおこなおうという「プロボノ」というイベントや、JFSというNPOの環境教育イベント、ニューヨークの
   NPT再検討会議に対する社会運動などをまずはあつかいたい。
 
  研究したい運動のテーマがばらばらなように思えるが?
  A:環境問題と国際協力に対する運動の中で快楽的な要素があるものを対象にしています。
 
  一つの運動を調べるのもそうとうの労力がいるんだよ?
  A:たしかにたくさんの運動に興味がありますが、まずは予備調査としていくつか見て効果的でありそうなものに
   目をつけてそれをじっくり調べる必要があるとは思っています。
 
 
  毛利の企業に対する姿勢と異なるように思うが企業はどういう位置づけなのか、彼とどう異なるのか
  A:企業の関わる運動も含めて効果のあるものは見ていきたい(←問いに答えられていない)
  (この答えに至るまでにもいろいろ突っ込まれた気がするがここはいまいちちゃんと答えられていない)
 
  研究対象に対する態度は?ある程度の共感がないと研究ができないが。
  A:今まで見てきた運動はすべて研究対象としてではなく、ということでもわくわくして参加してしまうような運動。
   しかし効果的なものにするために相対的な視点を持ちたくて受験した。
 
 ・卒論について
  卒論はどんな構成か
  A:@人間の性質に関する社会心理学の理論(感情の発達理論、ステレオタイプ、認知のゆがみ)
   A人間の生活を決める3つの属性(ジェンダー、宗教、国)
   Bある女性のライフヒストリー(社会の変動と生活の変動、個人の視点からみるとすべてが合理的である)
 
  構成がばらばらした印象だがどこに一貫性があるのか
  A:コモンズの悲劇や合成の誤謬につながりうるような注意すべき性質をとりあげた
 
 
 ・論文について
  テーマの規模と戦闘性という基準はどこから出てきたのか
  いろんな文献を読んで、いろんな基準があったが、このふたつが重要なのではないかという気がした
  (この答えについてかなり酷評された。それにたいして町村先生がたしかにそうだが、このふたつを選ぶことはある種のセンス
  であり、論文はわりとバランスが良かったいというフォロー)
 
2そのほかの質問
 卒業して今に至るまで一般的なコースをたどっていないのはなんらかのこだわりがあるからだと思うが
 研究以外のことも含めてどんなことに興味があるのか
 A:人びとの生活感覚。いろんな場所でどんなことを感じて暮らしているのかが知りたくていろんな場所に行った。
  サンフランシスコでのベビーシッターもそう。
 
 ピースボートにはどんなポジションで乗ったのか
 A:通訳を目指したが、無理だったので一般参加。割引になるポスターをはったことも。。。
 
 関学の社会学はけっこう大きいがなぜうちなのか
 A:ニューヨークに行って都会のエネルギーに感動して移り住んでしまったから。
 
3英語
 内容は「社会運動研究のための一般的な社会心理学理論」について
 やたらと簡単。ここはおそらく問題なし。
 
なんとなくちゃらちゃらした人だなー、とか
結局のところ何が見たいのかが散漫だなー
と思われた気がしなくもないです。
面接だからなのかもしれませんが先生のつっこみに対して一生懸命答えてもそれに対してさらなる
つっこみをしないときはほとんどリアクションをしてくれないのでその答えに不満があるように受け取れて
なんとなく不安になります。
そしてそのせいで緊張してしまって、あんまり柔軟な答えが作れなかったような気がします。
たとえば、快楽的運動で切り捨てられる人がいるのでは?というような問いに対しても
切実な運動ばかり取り上げられてきて分析の外に置かれていた快楽的運動こそをとりあげるべきだ、とか
何とかいえたはずなのですが。
 
人間の安全保障は学際的な視点をめざしているがために
「いろいろ見たい!!!比べたい!」という点をつっこまれないかもしれませんが
いろいろ見て、そのなかで効果がありそうだと認められたものをしらべるというアプローチは
説得力に欠けるというか、まず調べてから来て、という印象を与えてしまうのでしょうか。。。
 
一橋の面接官が予想以上に厳しかったので
東大に備えてもっと作り込んでいかないとなーと思いました。 OD
 
 
 
◆Date: Tue, 16 Feb 2010 14:22:57
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: ありがとうございます&一橋の面接のご報告
To: ODさん
 
ODさん
 
詳しい報告ありがとう。
これ、きっと受かっていますよ。
入れるつもりがなければ、ここまで突っ込んだ質問はしないと思います。
でも一橋をふって、東大に行きましょう。
今回の面接は、よい「予行演習」になったと思います。
残りの何日か、体調にはくれぐれも気をつけて下さい。
ではまた金曜日に。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆Date: Tue, 16 Feb 2010 14:38:38
From: 廣田鉄斎
Subject: 追伸
To: ODさん
 
ODさん
 
>いろいろ見て、そのなかで効果がありそうだと認められたものをしらべるというアプローチは説得力に欠けるというか、まず調べてから来て、という印象を与えてしまうのでしょうか。。。
 
要求が高いのは期待が大きいからです。
 
院生のほとんどが、入ってから研究テーマを決めます。
 
いろいろ調べ(勉強し)てから研究テーマを絞るのはふつうのやり方です。
 
はじめから研究テーマを限定しすぎると(したがって、視野が狭すぎると)、研究者として伸びません。
 
わたしの大学院時代の指導者の一人は、「十年かかるような大きなテーマを選べ」と指導してくれました。
 
二年間で「論文が書けるテーマ」を選べという指導は(ある意味では)もっともですが、同時に長期的な研究テーマももつべきです。それがなければ、「ゴミのような論文」しか書けませんよ。自分に自信をもってください。ではまた。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇Date: Wed, 17 Feb 2010 02:07:31
From: OD
Subject: Re: 追伸
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
励まされるコメントを本当にどうもありがとうございます。
一橋は非常に勉強になりました!
 
明日の午後に結果発表なのでまたご報告させていただきます。
 
私の問題は自分の思想にになじまない相手を説得できる能力がたりないところかと思うのでそんな問題にも堪えうるいいレジュメができるように頑張りたいと思います! OD
 
 
 
◇Date: Wed, 17 Feb 2010 14:36:32
From: OD
Subject: 一橋結果
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
こんにちは!
一橋結果合格でした。
パソコンの前でどきどきしていました。。。
廣田先生の鋭いコメントの数々のおかげだと心から感謝しております。
本当にどうもありがとうございました!
20日向けて頑張ります! OD
 
 
 
◆Date: Wed, 17 Feb 2010 16:57:26
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: 一橋結果
To: ODさん
 
ODさん
 
おめでとうございます。
わたしの予想通りですね。東大も受かりますよ、きっと。
土曜日は必ず面接会場にたどりついて下さいね。
 
金曜日は14:00から予行演習をやります。最初の三分間で研究計画と論文の概要を話し、そのあとで、三十分の報告を自由におこなってください。
 
なお、以下のサイト(省略)を見ておいて下さい。凄く面白いですよ。
ヨーロッパアカデミズムの雰囲気は、日本とは大違いですね(泣)
 
廣田鉄斎
 
 
 
◇Date: Wed, 17 Feb 2010 17:44:18
From: OD
Subject: Re: Re: 一橋結果
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
予行演習は大変ありがたいです!
よろしくお願いいたします。
 
ヨーロッパだけでなくインドやケニアも参加なんですね!
興味深いですね。
10年後の世界の思想は今と全く違うのかもしれませんね。 OD
 
 
 
◆Date: Wed, 17 Feb 2010 17:48:24
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: Re: 一橋結果
To: ODさん
 
ODさん
 
ODさんやMHさんに、十年後二十年後の「世界の思想」――とりあえずは、日本のアカデミズムと教育、そして広義の社会運動――を担って貰いたいのです。
 
それがわたしの最後の仕事かな。
 
廣田鉄斎
 
 
 
◇Date: Wed, 17 Feb 2010 18:33:24
From: OD
Subject: Re: Re: Re: 一橋結果
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
私の近頃の思想的師匠は廣田先生です。
ぜひこれからもよろしくお願いいたします。 OD
 
 
 
◇Date: Sat, 20 Feb 2010 18:41:01
From: OD
Subject: 東大面接
To: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
こんばんは。昨日はどうもありがとうございました。
今日は寝坊せずに東大につきました!
 
面接官は6人(丸山先生と文化人類学の木村先生、あとは知らない先生でした。このうち丸山先生を含む4人から質問されました。)
 
大まかには以下のような問答がありました。
 
Q1 商業性と持続可能性についてどう考えるか(丸山先生)
A 結果が出れば商業性も運動に利用可能だが、厳密な検討が必要。商業性を利用するとしても、方向性としては消費を控え脱開発をしていくことは欠かせないと考えられる。
 
Q2 昔の運動、たとえば水俣問題でも直接関係のない人が個人的にやむにやまれぬ思いで参加したと思うがそれと現代の快楽性とはどう違うのか?
A 個人はいかなる時代でも運動の公式な目的以外の目的をもっていたと思うが、現代では運動自体が「楽しいですよ」ということを打ち出しているように思う。それが異なる。
Q 快楽性にもう少し厳密な定義が必要では?
A そうですね。ありがとうございます。
 
 
Q3 効果は計れるのか。どうやって計るのか。
A 運動の参加前後の人々の行動の変化で測る。
Q 変化したからといってそれが問題解決につながるとなぜ言えるのか
A 集積の不利益で問題が起こっているのだから集積の利益を考えることが重要で、基準づくりは難しくても不可能ではないと思う。
 
Q4 人々の生活習慣の変化を見ても運動の構造はわからないのでは?
A 第一段階としていくつかの運動における人々の行動の変化をまず調査し、第二段階では、そのなかで効果の著しいものの構造とフレームを明らかにする
 
Q5  運動にからむ政治性についてどう考えるか。政治性を捨象して考えられるか
A 政治性や商業性という要素は第一段階では見ない。それらがあるとしても効果に注目する。第二段階の構造・フレーム分析の際にどのような政治性が絡んでいるのかについても検証する。
 
Q6 年代ごとの例、例えば60年代は水俣病公害といっているが水俣病の問題がまだ終わっていないが、物語を作っている印象もあるが?
A 水俣病の裁判は続いており、この時代だけで終わらないことはわかっているが、その時代を騒がせたもの、象徴的なものを便宜的に取り上げることで変遷を明らかにしている
 
質問した先生たちは論文を事前にちゃんと読んできてくれたようでなかなかやる気を感じる場所でした。
 
廣田先生のアドバイスが的中で、丸山先生に関してはリサーチしていたので納得させられたと思います。
 
あとの先生についてはこの系統の論文や研究計画に懐疑的な先生もいそうで、納得させられたかはちょっとわからないな、というかんじです。
しかし昴効果が面接でいっぱい現れたような気がします。
本当にお世話になりました。
 
なんだかやっと終わってそれなりに開放感につつまれます。
反動で図書館で研究と関係のない本ばかりを借りてみました。(でも社会学中心・・・)
どちらになるかわかりませんが、いっぱい研究したいと思います!
 
来週の金曜に向けてまた脱開発についてもinput and outputしておきたいと思います! OD
 
 
 
◆Date: Sat, 20 Feb 2010 21:45:43
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: 東大面接
To: ODさん
 
ODさん
 
報告ありがとう。
 
またまた予言しますが、これ受かってますよ、きっと。
 
大学院の修士時代の二年間は、あっという間に過ぎてしまいます。
一年目は結構単位をとらなければならないし、二年目は修士論文があるし。
おそらくこの一ヶ月間が、いちばん自由にやりたいことができる時期だと思います。
ぜひとも有意義に過ごして下さい。
 
ではまた金曜日に。
 
廣田鉄斎
 
 
 
◇Date: Wed, 3 Mar 2010 03:41:03
From: OD
Subject: 東大結果
To: 廣田先生
 
廣田先生
 
掲示板、見てまいりました。
人間の安全保障、合格していました。
13人合格で、番号の飛び方としては最終的に3、4倍くらいかな、という印象でした。
本当に誰よりも廣田先生のおかげです。
どうもありがとうございました!
しばらくは試験管の目を気にせずに研究できるので嬉しいです。 OD
 
 
 
◆Date: Wed, 3 Mar 2010 04:00:39
From: 廣田鉄斎
Subject: Re: 東大結果
To: ODさん
 
ODさん
 
合格おめでとうございます!
ODさんの実力ですね。これは。
 
金曜日はぜひ顔を出して下さい。
また、もしよければ、来年の受験生に、いろいろアドバイスしてください。
よろしくお願いします。
 
廣田鉄斎
 
 
 

  
(3) 半期本科生T君(2009年2月、早稲田大学大学院政治学研究科博士前期課程に合格、当時大学四年生)とのやりとり(2009年1月4日から2月19日にかけてのメールの一部)

※注:廣田が担当した2008年度秋冬学期の法・政治系および社会科学系英語クラスは、T君を含め、総勢8名が受講していたが、その全員が志望の大学院に合格している。すなわち、T君(早稲田大学大学院政治学研究科M、ジャーナリズム論)の他に、東京大学大学院人文社会系研究科(M、社会学)、慶應義塾大学大学院社会学研究科(D、社会学)、早稲田大学大学院政治学研究科(M、国際関係論)、早稲田大学大学院文学研究科(D、フランス文学)、早稲田大学大学院法学研究科(D、民事法学)、上智大学大学院地球環境学研究科および立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科(D、経営学)、上智大学大学院地球環境学研究科(M、福祉政策学)である。

 
◆研究計画書について
差出人: T
送信日時: 2009年1月4日 14:59:05
宛先: 廣田鉄斎先生
1つの添付ファイル (省略)
早稲田1.doc (128.5 KB)
 
廣田先生
 
あけましておめでとうございます。
今年も引き続き、よろしくお願いいたします。
早稲田大学大学院の研究計画書を書き上げました。もし可能であれば、添削していただけないでしょうか。13日から16日が応募期間ですので、10日までに添削していただけると幸いです。
 
何卒よろしくお願い致します。 T
 
 
 
◇RE: 研究計画書について
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年1月6日 9:36:38
宛先: T君
1つの添付ファイル (省略)
 
T君
 
ざっと目を通しました。
わたしのコメントは、添付ファイル(省略)を参照してください。
十分水準に達していますので、ご心配なく。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆Re: 研究計画書について
差出人: T
送信日時: 2009年1月6日 13:56:52
 
研究計画書を添削していただき、ありがとうございます。コメントを参考に、推敲を重ねていきたいと思います。 話が変わりますが、英語について質問があります。先月末の法・政治学系講座で、テスト形式で取り組んだ、早稲田大学院政治学研究科(政治学コース08年度の第1問)の問題についてです。 2段落目(Social sientists carry out this...)の3行目、“finds a common pattern among them that allows...”の箇所について、お尋ねしたいことがあります。 文意からして、that以下の文がa common patternにかかるのは、授業のときに教えていただいたので分かるのですが、似たような文を色々探してみたところ、上記のamong themに相当する箇所に、主語を欠いたthat以下の文がかかるパターンを、いくつか見つけました(amongの部分が、forであったり、ofであったりなど)。同様に、a common patternにかかるようなケースも、何個か発見しました。 このようなケース(主語を欠いたthat以下の文の直前に、名詞+前置詞句がある)の場合、文法的にというより、文意から、that以下の文が修飾する語(句)を考えるしかないのでしょうか。それとも、訳する上で、上記の例文を用いれば、「(that以下の文)するような、それら(類似した事柄)に内在する共通したパターンを、見つける」と、that以下の文が、a common pattern among themにかかるように訳す、つまり、訳のほうを工夫したほうがいいのでしょうか。お答え頂けると幸いです。 T
 
 
 
◇RE: 研究計画書について
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年1月6日 14:29:24
 
T君
 
このばあい、thatは主格の関係代名詞です。
 
前置詞のあとの名詞を関係詞節が修飾することはもちろんありえます。だから、文意から修飾関係(前置詞句の前の名詞、あるいはもっと前の名詞が先行詞なのかどうか)を判断し、誤解を招かないよう日本語訳を工夫する、というのが私の結論です。
 
私の読み方には、もう一つ根拠があります。「代名詞の目的格(このばあいはthem)を先行詞とする関係詞節」というのは、すくなくとも現代英語では、めったにないのではないでしょうか。古めかしい文体ならI love him who is honest.(わたしは正直な人が大好き)という文も考えられますが。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆英語について
差出人: T
送信日時: 2009年1月6日 15:10:26
 
廣田先生 迅速に答えていただき、ありがとうございます。同じような文章に遭遇してから、頭の中が混乱していたので、これで心置きなく読解に取り組めます。 それでは、10日からの授業も、よろしくお願いいたします。 T
 
 
 
◆研究計画書
差出人: T
Date: Thu, 8 Jan 2009 15:12:46

Subject: 研究計画書について
廣田先生
 
早稲田大学院政治学研究科の研究計画書を手直ししてみました。主に、志願理由と研究計画の行程について、です。お忙しい中大変申し訳ありませんが、どんなものでも構いませんので、コメントを頂けないでしょうか。特に、最後の項目(研究計画の行程)にある最後のパラグラフを、入れるべきかどうか悩んでいます。
 
何卒よろしくお願いいたします。 T
 
 
 
◇RE: 研究計画書について
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年1月9日 10:28:16
 
T君
 
ちょっと出かけていたのでまだ目を通していません。
明日土曜日までに目を通します。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇RE: 研究計画書について
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年1月9日 17:01:21
 
T君
 
明日授業後にコメントします。
 
なお、最後の部分
 
「ここまで、研究の行程について述べてきた。しかし、準備期と第1期以外の時期については、行程について事細かに言及することができなかった。各時期におけるやるべきことに対して、深々と想像力を働かせ、詳細に綴れなかったことは、私の完全な力不足である。予めご容赦頂きたい。」
 
は、
 
「ここまで、研究の行程について述べてきた。しかし、準備期と第1期以外の時期については、行程について事細かに言及することができなかった。第2期以降にやるべきことの詳細に関しては、研究が進むなかで詰めていきたい。(試行錯誤しながら、柔軟に対応していきたい。等々)」
 
とでもしておいた方がいいでしょう。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆研究計画書
差出人: T
Date: Fri, 9 Jan 2009 17:04:22

Subject: Re: RE: 研究計画書について
 
廣田先生
 
研究計画書へのコメントを頂き、ありがとうございます。
 
これとは別の研究計画書について、お尋ねしたいことがあります。
慶応の研究計画書を仕上げた(清書した)のですが、指導を希望する教授や、学部で指導を受けた教授の名前の後には、「先生」や「教授」といった敬称をつけたほうがいいのでしょうか。また、項目によっては文字の大きさが不安定(特に書き終わりのほう)なところがあるのですが、字の並び(大きさ)なども、考査対象となるのでしょうか。
 
何卒よろしくお願いいたします。 T
 
 
 
◇RE: 研究計画書について
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年1月9日 17:20:09
 
T君
 
客観的に著書(著者名)をあげたり、引用したりする部分(論文の内容にかかわる部分)では敬称は不要。志望動機や今後の抱負などを書く部分では敬称をつけた方がいいかもしれません。いずれにせよ、敬称の有無は、たいした問題ではありません。字の並び(大きさ)はまったく関係ありません。判読できないほど乱暴な字だったり、誤字脱字があまりに目立つのでない限り、問題とはなりません。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇RE: 研究計画書について
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年1月10日 17:47:50
 
T君
 
気づいているかもしれませんが、
5ページ4行目の(1-2)は、(1-3)の間違いですよね。
 
「研究行程」のところです。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆研究計画書及び専門科目
差出人: T
Date: Sun, 11 Jan 2009 19:39:02
Subject: 研究計画書及び専門科目について
 
廣田先生
 
夜分遅くに失礼致します。
メールによる相談ばかりで、大変申し訳ありません。
 
早稲田の研究計画書について、お尋ねしたいことがあります。
入学前に学んだことの欄に、時期的に不備なものがありました。
田中康夫・前長野県知事に関する捏造記事ですが、先生に送った段階の計画書では、大学2年次に、それを知ったかのような記述になっていると思います。が、実際のところ、その捏造記事は大学1年次の出来事であることがわかりました。勘違いしていたのです。それで、急遽手直しをしました。問題は、大学1年次の出来事であるこの記事(実際、大学1年次に読んでいました)を、「ジャーナリズムに関心を持つようになったきっかけ」として、大学2年次の項目に書いたことです(添付ファイルをご参考ください)。仮に面接では「大学1年次に関心を持つようになったのに、なぜ1年次から本を読んだりしなかったのか?」という質問がなされるのではないか、という予想をしてみます。その問いに対する答えとしては「大学1年次と比べ、精神的にも時間的にも余裕ができたため」と答えて、研究計画書の内容を補足するつもりです。ジャーナリズムに関心を持つようになったのは1年次(捏造記事に遭遇したため)だが、自主的に勉強を始めたのは2年次、という事実を明確にしたのですが、以前の記述と比べてどちらがベターか、悩んでおります。
 
専門科目についても、お聞きしたいことがあります。
研究計画書がひと段落着いたので、専門科目(慶応。必修の「政治学」)を勉強しようと思うのですが、いまいち勉強の方法がわかりません。過去問に従って逆算するように勉強するのが常套のようですが、具体的にはどのように勉強を進めていったらいいのでしょうか。ちなみに、過去問は5年分あります。
 
非常に些細なことではありますが、是非お答えいただけないでしょうか。
恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。 T
 
 
 
◇RE: 研究計画書及び専門科目について
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年1月11日 21:24:36
 
T君
 
添付ファイルが開けないのでもう一度送ってください。
できれば念のため、メール本文に「修正した部分」を貼り付けてください。
 
政治学については、最新の教科書を何か一つ読んで(出来れば複数の教科書を対照しながら勉強するのが望ましい)、政治学事典(たとえば、現代政治学小辞典(阿部斉他編、有斐閣、1999))などで「過去問」で出題されたあたりを調べる(できれば、ノートに抜き書きをつくる)という方法がいいのではないでしょうか。有斐閣アルマの『現代政治理論』(川崎、杉田編)は早稲田向き、慶応向きの本は、残念ながらわかりません。「過去問」で出題された問題にからむテキストを探すのが望ましいのですが。
次の土曜日に過去問を見せてください。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇RE: 研究計画書及び専門科目について
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年1月11日 21:29:29
 
T君
 
追伸
 
長野県知事田中康夫の件は、前のままでも、試験官は絶対に気づかないと思いますけど。
嘘をつくのがいやなら、先のメールの内容でいいでしょう。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆研究計画書及び専門科目
差出人: T
Date: Sun, 11 Jan 2009 21:50:56
Subject: Re: RE: 研究計画書及び専門科目について
 
廣田先生
 
Tです。
お答えいただき、ありがとうございます。
来週の土曜日に、過去問5年分を持参してまいります。
 
早稲田の研究計画書の訂正前後は、以下のとおりです。
添付ファイルも貼り付けておきます。
 
万全を期して臨みたいと思っていますので、
どんな些細なことでも論評していただけると幸いです。
 
(訂正前)
【原因は、田中康夫長野県知事(当時)の動向に関する朝日新聞の記事が捏造であったことに衝撃を受け、マス・メディアに対して不信感を抱くようになったからである。「報道機関は、決して嘘をつかない」と信じていたからこそ、その衝撃は大きかった。】
 
(訂正後)
【そもそも、ジャーナリズムに強く関心を持つようになった最たるきっかけは、この1年ほど前に、田中康夫長野県知事(当時)の動向に関する朝日新聞の捏造記事に遭遇したことである。「報道は嘘をつかない」との思いが裏切られたことに、強い憤りを覚えたのだ。】
 
T
 
 
 
◇RE: 研究計画書及び専門科目について
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年1月11日 22:05:01
 
T君
 
なぜか添付ファイルが開けないので(パソコンの具合が悪いのか、サーバーに問題があるのか不明です)、下の部分から判断します。「改訂後」でいいのではないですか。間違いなく質問されないと思いますが、質問されたときの解答は、先のメールの内容で大丈夫です。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆英語の試験
差出人: T
Date: Tue, 13 Jan 2009 11:46:15
Subject: 英語の試験について
 
廣田先生
 
Tです。
 
早稲田の英語の試験まで、2週間を切りました(試験は25日)。
当日までに取り組んでおくべきことや、心構えなどはありますでしょうか(ちなみに、過去問には既に取り組み済みです)。
如何せん、不安なのです…。
 
些細な質問ばかりをして、恐縮です。
何卒よろしくお願い致します。 T
 
 
 
◇RE: 英語の試験について
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年1月16日 10:20:10
 
T君
 
メールチェックを怠っていたため、返事が遅くなりました。
最後はガタガタ動揺しないで、自信をもって事に当たってください。
英語は、もう大丈夫だと思いますが、これまで勉強したノート類をチェックするのが最も効率的で、かつ精神的にも安心できるでしょう。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆英語過去問
差出人: T
Date: Mon, 19 Jan 2009 14:37:53
Subject: 英語(過去問)について
 
廣田先生
 
早稲田の英語について、お尋ねしたいことがあります。
2008年度のジャーナリズムコースの大問(1)の2段落目
冒頭の文です。
 
> Academic research is undertaken via a variety of
> disciplines, which, as we will see, base their concern in
> problematizing and theorizing the content, production and
> consumption of the news.
 
@disciplinesの後にあるwhichは、何を指しているのでしょう
か。
Atheir concernにかかるのは、in problematizing and
theorizing the content
だけと解釈していいのでしょうか。
BAと関係するのですが、baseはtheir concern、production、そしてconsumptionにかかる考えていいのでしょうか(productionとconsumtionは、実質的には2つで1つのような気もします)。
 
お忙しい中で申し訳ありませんが、お答えいただけないでしょうか。
もし、上記の文のみで判断しにくいのであれば、土曜日に問題文を持参いたします。
何卒よろしくお願いいたします。 T
 
 
 
◇RE: 英語(過去問)について
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年1月23日 15:26:58
 
T君
 
@whichを主語とする述語動詞がbaseで三人称単数現在のSがついていないので、主語は複数。したがって、disciplinesが主語(a variety ofを「さまざまな」と形容詞のようにとらえること)。
ABcontentとproductionとconsumptionが三つ並んでいるのでしょう。「ニュースの内容、制作、消費を問題化し、理論化すること・・・(をそれらの関心の土台とする=に対する基本的な関心に基づく)」
 
なお、「かかる」という言葉の意味が曖昧ですね。「修飾」と「目的語の支配」を分けて考えること。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆一次合格
差出人: T
Date: Fri, 6 Feb 2009 13:04:39
Subject:
 
廣田先生
 
早稲田の第一次試験を通過いたしました。
次は14日に面接です(順序は一番最初)。
 
面接に向けて、準備すべきことなどはありますでしょうか。
アドバイスを戴けると幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
(※明日の授業中に言及してくださっても結構です) T
 
 
 
◇RE:
差出人: 廣田 鉄斎
送信日時: 2009年2月6日 13:58:01
 
T君
 
とりあえずおめでとうございます。
順当なところだと思います。面接の件はまた明日。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆合格報告
差出人: T
Date: Thu, 19 Feb 2009 12:23:51
Subject: 合格致しました
 
廣田先生
 
ご無沙汰しております。
Tです。
 
本日、早稲田の発表がありました。
件名のとおり、無事合格致しました。
 
昨年の10月から約5ヶ月近く、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
残りの授業も引き続き、よろしくお願いいたします。 T
 
 
 
◇RE: 合格致しました
差出人: 廣田 鉄斎
送信日時: 2009年2月19日 13:58:54
 
T君
 
おめでとう!
これはT君の実力ですね。
体調が回復したら明日出席してください。
ではまた。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
★おまけ(「合格者の声」から)

廣田先生の英語の授業には、非常に学習意欲をかき立てられました。毎回、授業に出るのが楽しみで仕方ありませんでした。一つの学問領域だけでなく、他の領域にも言及してくれる、学際的な授業は、私の知的欲求を絶え間なく刺激してくれました。また、廣田先生の授業を数重ねるたびに、単なる知的欲求だけでなく、大学院での研究や学問に対する姿勢を深く考えていくようになりました。学問への意識の改革。これが昴での一番の収穫です。廣田先生、感謝という言葉では言い尽くせないほどお世話になりました。本当にありがとうございました。このご恩、そして出会いは、一生忘れません。
早稲田大学大学院政治学研究科合格  英語・論述対策の講座を受講・本科生



(4) 単科生Mさん(2008年10月、一橋大学大学院社会学研究科博士前期課程に合格、当時大学四年生)とのやりとり(2008年5月25日から2009年10月10日にかけてのメールの一部)

※注:廣田が担当した2008年度春夏学期の社会科学系英語クラスは少人数(実質二名)であったが、なかなかのレベルの受講生(二人とも大学四年生)が集まった。合格大学院は、一橋大学大学院社会学研究科と早稲田大学文学研究科であった。

◆昴の廣田です。
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2008年5月25日 16:06:58
 

Mさん
 
昨日もらった論文を早速読んでみました。わたしのまったく知らない領域であることもあって、たいへん興味深く読ませてもらいました。筆力もあり、議論の具体的内容も充実しています。社会学プロパーの論文とはいえないと思いますが、「歴史社会学」ないし「社会史」という領域もあるので、まったく社会学と無縁の論文だということにはならないでしょう。
 
これから再読、三読してみたいとおもいますが、一読して感じた点を、一点だけ指摘しておきます。最後の結論がやや唐突な印象を与えます。わたしは、本論によって十分に根拠づけられていない(=過度の一般化である)と感じました。「自己認識が、他者の自己についての言説の影響を大きく受けて形成される」、もしくは、「アイデンティティというものは他者をいわば鏡として形成される」、という一般的結論は、直感的にもそのとおりだ(正しい)と思いますので、本論中に結論に至る伏線をもっと張り巡らすとか、あるいは、一般的な結論を最初にもってきて、考察の対象に限定を付すとか、同様の一般的結論を引き出している他の文献に言及するとか、等々の論述形式にすれば、説得力がより増すのではないでしょうか。また、「方法論的な議論」がもう少しあってもいいように感じました。
 
以下は、参考資料(オマケ)です。ご笑覧ください。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
...for myself, I am nobody!
I am she whom you believe me to be.
 
「人生は悲しい道化芝居である。私たちは自分自身のうちに、一つの実在(リアリテイ――まぼろしのアイデンティティ)を造り出すことによって、絶えず己(おのれ)を欺(あざむ)こうという欲求を持っている。しかもその実在なるものは、始終次々に虚像に過ぎぬものであることを思い知らされる(ほんとうの私は、私がこれまで「ほんとうの私」だと考えていたものとは違う――引用者)。私の作品は自分自身を欺く人々すべてに対する苦い同情に満ちているが、この同情の後には必ず宿命の残酷な嘲笑がやって来て、自己欺瞞の罪を責めるのである」
 
ルイジ・ピランデルロ「御意に任す」(1917年初演の戯曲)――さいきんでは「真実は銘々に」とも訳されている――『ピランデルロ名作集』(岩田豊雄訳、1958年、白水社)所収。
 
(注1)ルイジ・ピランデルロ(Luigi Pirandello, 1867-1936)は20世紀のイタリアの劇作家、小説家、詩人。1934年のノーベル文学賞受賞者である。ピランデッロとも表記される。
 
――イタリアのある町にポンザ氏という参事官が赴任してきた。彼には妻と姑(フロオラ夫人)とがあるのだが、姑と妻とを別々の世帯に住まわせ、彼女たちが直接には顔を合わせることのないよう、妻を監禁も同然の状態においている。もっとも、妻と姑は没交渉ではない。妻のポンザ夫人がバルコニーに出ているところを姑のフロオラ婦人が中庭から仰ぎ見ることは許されており、彼女たちは紐でつるした小籠を上げ下げして手紙のやりとりをしている。
 
ポンザ家のこの奇態なようすが隣人たちの好奇の的になる。ポンザ氏が釈明して言うには、フロオラ婦人は先妻(リナ)の母親であって、現在の妻(ジュリア)とは実の母娘ではない。娘リナの死を悲しむの余り気が狂ってしまったフロオラ婦人は、現在の妻を実の娘だと思いこんでおり、そのことで辛うじて小康を得ている。だから、妻と共謀して、フロオラ婦人の妄想を崩さぬようにしているのだ、うんぬん。
 
フロオラ婦人に言わせると、ポンザ氏の愛情が激しすぎるのでリナを一時引き離したところ、婿殿は気が違ってしまった。そして、リナと再会してもそれが自分の妻だということを認めようとしない始末である。そこで再婚ということにしてもう一度一緒に暮らさせることにしたのだ。
 
隣人や上役たちは、どちらの言い分が正しいか突き止めようと調査を始める。しかし、ポンザ氏の一家は、先頃地震で全滅したコルシカのある地方の出身で、出生・結婚・死亡の記録簿も残っておらず、親類や知人も誰一人として生き残っていない。
 
ポンザ氏とフロオラ婦人とは、同席しているかぎり、互いに相手の「妄想体系」を崩さぬようその都度相手の「妄想体系」に調子を合わせた言動をもっぱらとするので、両人を「対決」させても一向に埒(らち)があかない。
 
そこで、人びとは、ポンザ夫人を強引に引きずり出して、本人の口から真実を聞き出そうとする。
 
夫人の答えはこうであった。
 
「真実を申せとおっしゃるのでございますね。真実と申すのは、ほかでもございません。私はたしかにフロオラ婦人の娘でございます。そしてまた、ポンザの二度目の妻にも相違ございません」
 
「それから、私にとって、私は誰でもない・・・誰でもございません」
 
「私にとりましては、私は皆様方が(私のことを誰々何々と)お見なしになる、その通りの者でございますよ」。
 
(注2)「御意に任す」の原題はCosi e(se vi pare)。これを直訳すれば「(もしあなたにそう現れるなら)その通りなのである」。
 
――K・レーヴイットは、大略以下のように書いている。(廣松渉『新哲学入門』からの孫引き)
 
ポンザ夫人のこの最後の陳述が決定的な解明を与えている。この陳述は、彼女自身が、(1)フロオラ夫人の「娘」つまりポンザ氏の一度目の妻(リナ)であって、かつ(2)同時にポンザ氏の二度目の妻(ジュリア)である、ということを強調しているのではない。理解すべき眼目は、彼女は彼女自身にとっては「誰でもない」neimandということである。けだし、彼女本人の実存の意義は、フロオラ婦人にとっては「娘」として、そしてポンザ氏にとっては「二度目の妻」として現存在するということ、これに尽きるからである。彼女が自立的な個人であるのはもっぱら肉体的にだけであって、彼女の実存的な現実性からいえば、彼女は二人の他の人格たちに対して実存している。彼女はこの対他存在(他者に対する存在)以外に何ら「即自存在」をもっていない(つまり、他者との関係性から切り離された「私の本質」「ほんとうの私」なるものは存在しない)。彼女の即時存在(Ansichsein、自体的存在)なるものは、実はヘーゲルがカントの「物自体」を評した成句でいえば、「あらゆる対他存在の単なる捨象・抽象たるにすぎない」。
 
――「御意に任す」(真実は銘々に)は、ネット上で読むことができる。
 
英語版はhttp://www.eldritchpress.org/lp/itisso.htm
日本語版はhttp://www.01.246.ne.jp/~tnoumi/noumi1/books/shinjitsuwa-egb5.pdf
http://www.01.246.ne.jp/~tnoumi/noumi1/books/shinjitsuwa.html

(注)なお、レーヴィット『共同存在の現象学』(岩波文庫)を参照。
 
 
◇コメントありがとうございます。
差出人: M
送信日時: 2008年5月26日 10:55:38
 
廣田先生、 メールありがとうございました。要項にある「社会学的視点」という指定に、果たして自分の論文が沿っているかどうかという不安がとても大きかったので、全くの無縁ではないということで安心しました。 先生のご指摘通り、私自身、自分の論文を読んで、確かに結論が唐突で、そのような結論付けをするのであれば、もっと本文でそのことを述べねばならないと感じました。もともとの卒論では少し違う形の結論付けをしたいと思っていたのですが(と言ってもそれもまだ模索状態でしたが)、それだと完全に社会学ではなくなる可能性もあるとのことで、急遽変えた結論ということもあるので、今後再度推敲を重ねていきたいと思います。 お忙しいところ、本当にありがとうございます。 M
 
 
 
◆論文について
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2008年6月14日 23:18:49
 
Mさん
 
帰りの電車の中で論文を再読しました。
一カ所だけ単純ミスだと思われる箇所を見つけたので、お知らせしておきます。
7頁V.2.2. 日本文化の特質の本文二行目。「外からの注視が、普遍化と固体化という二つの」うんぬん、の「固体化」は、(たぶん)「個体化」ないし「個別化」ではないでしょうか。
 
なお、余談ですが、前回わたしが
 
Mさんのこの論文は、「『歴史社会学』ないし『社会史』という領域もあるので、まったく社会学と無縁の論文だということにはならないでしょう」
 
と書いたとき、実は元筑波大学副学長の副田さんの研究を念頭に置いていたのですが、今回の論文でMさんが副田さんの『日本文化論』に言及している「偶然の一致」には驚かされました。わたしは、ちょうど一年ほど前に、『内務省の社会史』『生活保護の社会史』『教育勅語の社会史』という副田さんの分厚い「三部作」をたいへん興味深く読ませてもらったところだったので。
 
Mさんの論文に話を戻すと、細かい点はともかく(気がついたらまた指摘しますが)、全体としては、非常にすぐれた論文だと思います。自信をもって、このまま提出して下さい。
 
ではまた。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇論文について
差出人: M
送信日時: 2008年6月15日 21:08:17
 
廣田先生、 お忙しいのに、論文に目を通していただいてありがとうございました。ご指摘の変換ミスは、印刷した際に何度も読み返していたにも関わらず全く気付いていませんでした。早速直します。 副田さんの本は図書館でいろいろ探していた時に見つけて引用したものなのですが、先生の念頭にあったものと重なっていたなんて、私も本当に驚きました。 論文は参考文献のリストを作り、他のミスがないか再度確認して提出したいと思います。 本当にありがとうございます。 M
 
 
 
◆過去問演習について
差出人: 廣田鉄斎
Date: Thu, 3 Jul 2008 16:19:27
 
7月5日(土)13:30からの授業では、添付ファイルの答案(MさんとK君の労作)を検討します。(わたしはまだ答案を読んでいません。明日目を通すつもりです。)
 
一橋の問題を(5)→(6)→(7)→(8)→(9)→(10)→(11)→(12)→(13)→(14)→(15)の順に検討し、そのあとで京大の問題(挿絵のついた問題を除く)を番号順に扱います。
 
予習時間が限られている人は、「答案のあらさがし」を、できるところまでやっておいてください。ではまた。
 
 
 
◆昴教育研究所の廣田です。
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2008年7月3日 16:21:12
1つの添付ファイル
社会学補講テキスト...doc (191.0 KB)
 
Mさん
 
答案提出ご苦労様です。
時間があればK君の答案にも目を通しておいてください。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆of の用法
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2008年7月5日 16:45:37
1つの添付ファイル
ofの用法.doc (31.5 KB)
 
添付ファイルに目を通しておいてください。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇Re: of の用法
差出人: M
送信日時: 2008年7月5日 17:56:20
 
廣田先生、 わざわざありがとうございます。ofを「〜に関する」と訳すのと同じ感覚で「〜における」という風に癖で使ってました。今後気をつけて訳したいと思います。 M
 
 

(この間のやりとり省略)
 
 
◇一橋大学
差出人: M
送信日時: 2008年10月8日 16:41:39
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生、 本日一橋大学の合格発表があり、無事合格することができました。先生には英語だけでなく、論文も見てもらい感謝しています。ありがとうございます。 M
 
 
 
◆RE: 一橋大学
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2008年10月9日 21:42:18
 
Mさん
 
メールが見れないところに出かけていたため、返事が遅くなりました。
合格おめでとうございます。Mさんはなかなかの(ユニークな?)才能の持ち主ですから、自信をもって。ではまた。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆昴の廣田です。
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年10月2日 16:40:16
 
M様
 
ごぶさたしています。お元気ですか?
 
今年も昴の受講生が一橋大学大学院社会学研究科に数名合格しました。
その中の一人、フェミニズムとエスニシティの観点から●●の研究を志している、Aさん(一橋院に進学予定、他は受けない)が、Mさんとコンタクトをとりたがっています。所属ゼミは異なるかもしれませんが、Mさんの方で迷惑でなければ、後輩にアドバイスしてくれませんか?
 
以下に連絡先を記載しておきます。(後略)
 
 
 
◇お久しぶりです。
差出人: M
送信日時: 2009年10月2日 18:57:50
 
廣田先生、 お久しぶりです。私の方は何とか元気にやっています。とはいえ、もともと基礎知識がないため前期はなかなか要領がつかめずあっという間に過ぎ去ってしまったため今学期も慣れるまでに時間がかかりそうで心配ですが。。。 一橋に今年も合格された方がいるのですね。Kさんはテーマから考えると木本先生のゼミを志望されているのでしょうか?私でお役に立てるのかは分かりませんが、中の雰囲気等をお教えすることは可能だと思うので近日中に連絡してみます!!  M
 
 
 
◆RE: お久しぶりです。
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年10月2日 21:58:27
 
Mさん
 
早速のご返事ありがとうございます。
後輩のAさんの件は、どうかよろしくお願いします。Aさんは、同じ早稲田の出身者ですし、何事にも積極的な女性ですが、とても素直な人なので、話は合うのではないかと思います。
これはわたしの話ですが、機会があれば、Mさんの研究の進捗状況を教えて下さい。一橋大の院の雰囲気についても。ではまた。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎
 
 
 
◇RE:
差出人: M
送信日時: 2009年10月5日 11:06:07
 
廣田先生、 おはようございます。先日、Kさんに連絡してみました。私が所属しているゼミを希望しているということがわかり嬉しかったです。 院の様子としては、一橋の院生は8−9割が外部生なようで授業形態等に関しては先学期はみんな探り探りやっていました。先輩、同級生ともに博識で優秀な人ばかりなのでとても刺激を受ける一方で、根本的に知識が不足していることを痛感させられ大変だったりもしたのですが、何とか予習復習を欠かさずにやり頑張っています!! (中略)先学期を通して、個性的な考えが許されるのは学部までだということを実感し、あわよくば博士にまで残れたらというような考えは消え去りました。なので今学期は就職活動にも従事するつもりです...  M
 
 
 
◆昴の廣田です。
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2009年10月10日 6:15:10
 
Mさん
 
出かけていたので返事が遅くなりました。いろいろありがとうございます。Aさんの件はよろしく。
 
>根本的に知識が不足して いることを痛感させられ
誰もが同じだと思います。特に院生は、みんな「虚勢」を張りながら、つまり、自分の実力以上のことを議論しながら、そのプロセスの中で(もしくは、後からこっそり)「知識」を身につけているのだと思います。大学とはそういう世界です。
 
>個性的な考えが許されるのは学部までだということを実感
ディシプリン(学界の常識)を身につけることも必要ですが「個性的な考え」も(ものすごく)大事だと思います。できればMさんの「個性的な考え」を深めてもらいたいと思います。「常識」の中に埋没せずに。
 
>今学期は就職活動にも従事するつもりです
「世間知らず」の「頭でっかち」にならないためには、いったん社会に出るのもいい考えだと思います。けれども、学部時代の「夢」や「希望」や「(ア)イデア(着想や理念)」を、(その具体的な形は変わるかも知れませんが)ずっと持ち続けてほしいなあ。
 
まあ、わたしの言うことは、軽く聞き流して下さい。また機会があれば、Mさんの様子を聞かせて下さい。ではお元気で。
 
昴教育研究所 廣田鉄斎




(5)半期本科生Hさん(2008年3月、東北大学大学院法学研究科博士後期課程等に合格)とのやりとり(2007年11月6日から2008年3月12日にかけてのメールの一部)
 
※注:廣田が担当した2007年度秋冬学期の法・政治系クラスは、Hさんを含め実質二名(両人とも博士課程受験)であった。二人とも志望の大学院博士課程に合格したことは言うまでもない(東北大学、大阪大学、一橋大学、横浜国立大学、同志社大学の大学院博士課程に合格)。
 
 
◆読んでみたいテキスト
差出人: H
送信日時: 2007年11月6日 14:34:33
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生 こんにちわ。ちょっと読んでみたいテキストを見つけました。ミルトン・フリードマンの文章なのですが、これまで読みましたでしょうか?『資本主義と自由』が主著とのことですので、読んでみたいです。選択肢としてこの人の文章はいかがでしょうか。あとは、純粋な好奇心なのですが、昨年か一昨年に問題になったチョムスキーの著作にも興味があります。 もちろん今テキストとして使っているものはそのままで問題ないのですが。時間が余った場合などに検討いただけると嬉しいです。 それから研究計画についてなのですが、4000字の要求が一番多いのですがこれは結構具体的に内容に踏み込んで書いたほうがいいのでしょうか。それともザックリとした内容をかくだけでいいのでしょうか。アドバイスいただければと思います。 H
 
 
(アドバイスは口頭でおこなったので省略)
 
 
◆過去問の添付です。
差出人: H
送信日時: 2007年11月22日 7:04:10
宛先: 廣田鉄斎
1つの添付ファイル
平成17年度大学院...doc (27.5 KB)
 
廣田先生 おはようございます。一橋の過去問をやりました。今回は手書きではないので、問題をお渡しする前ですが、まず答えだけ先に添付させていただきます。Aさんも同じ問題をやっていると思います。次回もしくは次々回に解説していただけると嬉しいです。 それではまたのちほど。 H
 
 
 
◆欠席及び研究計画について
差出人: H
送信日時: 2007年11月30日 20:22:31
宛先: 廣田鉄斎
1つの添付ファイル
博士後期過程研究計...doc (31.0 KB)
 
廣田先生 明日の上級読解1ですが、欠席させていただきます。その代わり、早稲田大学の過去問をやろうと思っています。日曜日の2つのクラスには参加する予定です。よろしくお願いいたします。 また、研究計画なのですが、現在1800字程度のものを1200文字に減らしたいと思います。おそらく修士論文の説明部分を簡略化すべきだと思うのですが、先生の目から見て、どの部分を削ることが出来ると思われますか。ご意見を伺わせてください。 よろしくお願いいたします。 H
 
 
 
◇RE: 欠席及び研究計画について
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2007年11月30日 22:25:31
1つの添付ファイル
1250字.doc (29.5 KB)
 
Hさん
 
明日の件、了解しました。
 
研究計画書ですが、1250字まで削ってみました。がんばって、あと50字ほど削って下さい。
趣旨をねじ曲げているところがあったらごめんなさい。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆ありがとうございました!
差出人: H
送信日時: 2007年12月1日 0:48:42
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
ありがとうございました!
定義の部分を省略して少し削りました。
まだ少しばかり長いのですが、一ページ内に納まっているので平気だと思います。
本当に助かりました!!!
 
おかげさまで、出願準備も残すところ修士論文の誤字脱字探しのみです。
これがまた恐ろしく面倒なのですが、でもゴールが見えてきた感じです。
 
それではまた日曜日に。
 
H
 
 
(途中省略)
 
 
◆日曜のテキスト
差出人: H
送信日時: 2008年2月1日 4:26:27
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生 一日ダラダラと凹んで過ごし、やっとこさ復活しました。次は同じ失敗をしないようにすればいいですから! と、いうわけで、日曜の予習をしようと思ったのですが、過去の試験問題のテキストが見当たりません。申し訳ないのですが、メールで添付していただけませんでしょうか。お願いいたします。  H
 
 
 
◇RE: 日曜のテキスト
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2008年2月1日 5:28:46
1つの添付ファイル
追加テキスト.doc (44.5 KB)
 
Hさん
 
添付ファイルを送ります。原本がなかった(事務所に置いてきた)ので、自宅にあるデータをもとに作り直しました。多少形式(頁や行の割り付けなど)が変わっていると思いますが、内容は同一です。
 
Aさんにテキストをあげたので、持っていないのは当然です。
日曜日は全部やりますので、最後まで目を通しておいてください。
いつも読んでいる文よりも難しいかも知れません。
 
なお、日曜日には、できれば早稲田の問題を見せて下さい。
点数が足りなくて落ちたのか、それとも、「政治的な判断」があったのか(この可能性も大いにあります)。博士課程の試験は「公正」とは言えない部分がかなりありますので、めげずに次を目指して下さい。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆日曜のテキスト
差出人: H
送信日時: 2008年2月1日 11:15:07
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生 すみません!わざわざ作っていただいてありがとうございます!! 実は数日前にギックリ腰になりまして・・・(ホントに、私には何故いつもこういうアホなことが起こるのでしょう・・・)腰の様子で授業に全て参加できるか分からないのですが、できるだけ参加するようにします。 試験問題、持っていきます。
 
H
 
 
 
◆東北大の過去問
差出人: H
送信日時: 2008年2月3日 2:52:19
宛先: 廣田鉄斎
1つの添付ファイル
東北大試験問題.doc (26.5 KB)
 
廣田先生 ギリギリになってしまったのですが、東北大の過去問をやりました。簡単でよいので、見ていただけますか。問題は先日(随分と前になってしまいましたが)、お渡ししたと思うのですが、明日持っていきます。平成19年の問題です。よろしくお願いいたします。
 
H
 
 
 
◆本日
差出人: H
送信日時: 2008年2月3日 12:34:59
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生 こんにちわ。先ほどから外を見ているのですが、一向に雪がやむ気配がありませんね。明日仙台に出発ですので、新幹線が止まらないことを祈ります・・・ところで、今日の授業はあるのでしょうか。明日から試験に向かう私は、無理してはいけないのではないかという気がしまして、今日、授業に行くべきかやめておくべきか悩んでいます。折角予習したんですが、ここはやはり大事を取って休むべきでしょうか。腰も痛いことですし。・・・ってこれは関係ないですね。 うーん、そうですね・・・先生に過去問を見ていただきたかったですが、風邪を引いたら全てがオジャンですから、今日は大人しく、面接の準備をして過ごすことにします。実はまだほとんど対策をしていないんです!良い出願理由が思いつかず、そこで止まっています・・・ それでは先生、申し訳ないのですが、今日はお休みということでお願いします。もし今日の問題に解答がありましたら、メールしていただけたら嬉しいです。ありませんでしたら、今度行ったときに分からなかったところを質問させてください。1〜2箇所ありました。
 
H
 
 
 
◇RE: 本日
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2008年2月3日 13:00:41
 
Hさん
 
了解です。過去問、まだ未見です。ごめんなさい。
夜時間があれば、さっと目を通しますが、明日出発なら間に合わないかもしれませんね。
では、がんばって試験を受けてきてください。くれぐれも風邪を引かないように。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◇RE: 本日
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2008年2月3日 20:40:26
1つの添付ファイル
東北大.doc (29.5 KB)
 
Hさん
 
過去問解答にざっと目を通しました。まだ見落としはあると思いますが、気がついたところにコメントを付しておきました。
最初の問題はだいたいできているので70%の得点。二番目の問題は、本質をズバリと捉えることができていないので60%の得点。
ちょっと甘いかも知れませんが、本番でこのくらいできれば(英語は)合格できる、と言っておきましょう。
地震――じゃなかった自信を持って試験を受けてきて下さい。ただしislandとinlandを見間違うようなマチガイにはくれぐれも注意。
ではまた来週お会いしましょう。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆RE: 本日
差出人: H
送信日時: 2008年2月4日 1:38:25
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
ありがとうございます!!
 
うわー。きわどいですね。
緊張したらアウトですね・・・カ゛クカ゛ク
でもちゃんとやれば平気ですね。
2時間の試験なんですが、一問目は30分くらいでできちゃいまして、でも単語の見間違いしてたら早くてもしょうがないですが・・・
本番でもこれくらい簡単な文章が出てくれるといいのですが・・・
 
というか、先生、地震って・・・笑えないです・・・(笑)
 
それでは、次回の授業では良い結果がお知らせできることを祈りつつ・・・
いってまいります。
 
H
 
 
 
◆途中経過
差出人: H
送信日時: 2008年2月19日 23:44:46
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
こんばんわ。京都生活をエンジョイしているHです。
でも京都は鬼のように寒いです。しかも腰も痛いので、半ヒキコモリになっています。(掃除のときだけ外に出てます)
 
阪大の試験は終わりまして、今日は京大の英語の試験でした。明日は京大の口述試験です。
 
阪大は過去問がなかったのでぶっつけ本番だったのですが、回答の順序を誤りました。
痛恨のミステイクです。
要約と全訳の2問だったのでした。全訳はとても簡単だったのですが、要約に時間をかけすぎて終わりませんでした・・・がーん
面接の方はなかなかいい感触でした。ロマンティックで面白い修士論文だと言われました・・・あなたはロマンティストですね、とも。
ロマンティック?ロマンティスト?・・・意味が良く分かりません。
一人の教授とは興味を持つ分野と興味の移り変わりがドンピシャなので、教授は大変嬉しそうでした。
 
今日の京大の英語の試験は始めて「出来た!・・・かな?」という出来でした。
ただ、辞書なしですので、単語がところどころ分からなかったりしましたが、文章の意味はとても良く分かりましたのでそんなに外した回答ではないと思います。2問とも全訳で、2時間でやるにはかなりきつい量でした。私は最後の2つの文が訳せず終わりましたが、周りを見たら、2問目の3行くらいしかできていない人が多かったので、ちょっとホッとしています。
明日の口述を頑張ろうと思います。
 
今回の受験巡業ですが、思いの外自分の論文の評価が良くて驚いています。
実のところ、頑張って書いたぞーーー!という自負がありましたので、「そうだろう、ふふん」という気持ちも見え隠れです。
受験巡業も、論文持参で売り込み活動をして回っているようなものですし、強制的に自分の論文を多くの教授に読ませることが出来るので、後々のためになるかもしれない!とポジティブに考え、思いっきり愛想を振りまいています。
受かっても受からなくても、顔と名前を覚えてもらえたらラッキー!くらいな気持ちです。
 
というわけで、こんなに評判がいい!といいながら審査を通っていなかったら、ショックですね・・・
 
それでは、また!
 
 
 
◇RE: 途中経過
差出人: 廣田 鉄斎
送信日時: 2008年2月20日 22:13:15
 
Hさん
 
お元気そうで何よりです。詳細な途中経過報告ありがとう。
わたしも京都まで様子を見に行きたい気分でしたので。。。
体調に気をつけて、無事東京に戻ってきて下さい。
なお、同志社の方も油断しないでAさんと一緒にがんばってください。
では、またお会いしましょう。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆東北大合格
差出人: H
送信日時: 2008年2月22日 17:17:25
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
本日、東北大の結果が出ました。
おかげさまで、合格しておりました!!!!
わー!!!!
合格者が4人だったので冷や汗ものでしたが、なんとか滑り込みました。
とりあえず浪人することはなくなりましたので、本当にホッとしました。
英語の試験が出来なかった気がしたのですが、意外と出来ていたのでしょうか?
先生のおかげです!先生の授業の予習は大変ですけど、頑張った価値があったんですね!
いやあ、よかった。よかった。
あと、30分の面接に1時間15分もかかったのも良かったのでしょうか。
オシャベリ万歳!
 
今日は北野天満宮に行ってお参りしてきました!
昨日は錦天満宮にいってお参りしました!
錦天満宮でお守りを買ったところ、その場で神主さん(?)が祈ってくれました。
なんだかご利益がありそうで嬉しいです♪
 
 
では、明日は同志社です。
Aさんと一緒に頑張ってきます!
 
H
 
 
 
◇RE: 東北大合格
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2008年2月22日 17:24:51
 
Hさん
 
東北大合格おめでとう。
よかった。
新幹線の中でずっこけないように気をつけて
無事東京まで戻ってきてください。
またあう日を楽しみに。。。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆RE: 東北大合格
差出人: H
送信日時: 2008年2月22日 20:23:27
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
なんですか、そのズッコケルというのは!?
・・・まさに私がやらかしそうじゃないですか・・・
明後日には東京に戻る予定です。
2日の授業には行く予定なので、今週の授業がおわりましたら予習範囲をおしえてください。
 
それでは。 H
 
 
 
◇3月2日のテキスト送付
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2008年2月24日 12:44:58
1つの添付ファイル
Beyond Th...doc (37.0 KB)
 
Hさん
 
お疲れ様でした。
3月2日は、添付したテストを13:30から読みます。
たぶん、HさんとAさんの二人だけになるとおもいます。
ひょっとしたらYさんが来るかもしれません。
読み終わったら授業終了(打ち上げ!)にするつもりです。
ではまた。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆RE: 3月2日のテキスト送付
差出人: H
送信日時: 2008年2月24日 17:15:59
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
ありがとうございます。
 
今、京都から戻ってきました。
疲れました・・・
今日は家でダラダラ過ごし、明日は朝からジムに予約を入れました!
京都は危険な街です。すっかり太ってしまいました。
 
東北大から合格通知が届きました!
私の見間違いでなかったようです。
よかった!
入学手続が来月の7,12,14でして、阪大の結果が出るのが7日なのでとても微妙な判断になりそうです。
今日からジックリ検討します。。。
先生にも相談することになるかもしれませんが、そのときはどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
では。2日に!
 
H
 
 
 
◆同志社の結果
差出人: H
送信日時: 2008年3月1日 21:36:40
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
こんばんわ。
今日、同志社から結果が届きました。
おかげさまで合格しました!!!
東北大とどちらを選択しようか、うれしい悩みができてしまいました。
先生はどちらがよいと思われますか??
私は同志社に少し傾いている感じです。
Aさんはどうだったのでしょうか?
本人には聞けずにいます・・・
 
とにかく明日の授業でお会いできることを楽しみにしています!
 
H
 
 
 
◇RE: 同志社の結果
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2008年3月1日 21:40:09
 
Hさん
 
おめでとうございます。
Aさんも合格していますよ。
七名中二名合格ということなので、
たぶん、同志社はHさんとAさんだけの合格です。
Aさんは横国も受かっているようです。
安心して連絡を取ってください。
ではまた明日。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
RE: 同志社の結果
差出人: H
送信日時: 2008年3月1日 21:49:51
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
ほんとですか!?
わー。
よかったです!!!!
というか、同志社の合格率の低さに驚きました・・・
私の前に面接を受けた年配の女性は、面接時間が私の倍くらいかかっていたのに駄目だったんですね・・・
面接の結果あまり自信がなかったので、受かって本当によかったです。
受かったのは英語ができたからかもしれませんね!
廣田先生のおかげです!!!
 
はー。
これで明日は心置きなく昴に行けます。
 
それではまた明日!
 
H
 
 
 
◆Subject: 阪大の結果
差出人: H
Date: Sat, 8 Mar 2008 12:01:58
宛先: 廣田鉄斎
 
 
廣田先生
 
こんにちわ。
本日阪大の結果が届きました。
おかげざまで、またまたちゃんと合格しておりました!
阪大はかなり感触が良かったので、受かっているだろうな〜とは思っていたのですが、本当に受かっていて良かったです。
 
 
先日、大学の教授に相談したところ、同志社と東北大なら東北大だそうです。
将来の就職のことを考えたら、比較になりません、と言われました・・・
そして阪大でも同じだそうで、私は仙台に行く可能性が強くなってました。
 
それでは。 H
 
 
 
◇RE: 阪大の結果
差出人: 廣田鉄斎
送信日時: 2008年3月8日 13:37:19
 
Hさん
 
順調ですね。わたしは東北地方の山によく出かけるので、
今度から仙台に立ち寄ることにしましょうかね。
――やっぱ迷惑ですよね。
 
では、またお会いしましょう。
 
昴教育研究所 廣田
 
 
 
◆RE: 阪大の結果
差出人: H
送信日時: 2008年3月9日 3:27:33
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
いやいやいや。
全然迷惑じゃないですよ。
ぜひ仙台でお会いしましょう!
楽しみにしてます!(^^)
 
ではまた連絡します。 H
 
 
(途中省略)
 
 
◆RE:
差出人: H
送信日時: 2008年3月12日 22:28:59
宛先: 廣田鉄斎
 
廣田先生
 
お返事ありがとうございます。それでは明日事務所に電話します。
東北大のキャンパスの裏の山は、なにやら熊が出るようです。鈴が必要です!
そしてキャンパスはビックリなボロボロっぷりです。願わくはすぐにでも改修工事が行われますように・・・
一方で、マンション探しはとても楽しいです。
定禅寺通りに面した新しいマンションが気に入ったのですが、値段のこともありますので、今日のところは親と相談することにしました。
仙台といえば七夕祭りですよね!
ぜひその頃に遊びに来てください!!
 
 
それから、頑張って(?)合格者の声を書きました。
ちょっと長くなってしまいましたので、先生のお好きなように切り貼りしてしまってください!
 
 
「合格者の声」
自宅の近所にあるから・・・という簡単な理由で昴に入ってから、もう8ヶ月くらい経ちました。
最初の頃のことです。英語の翻訳なんてそう難しくないだろうと高をくくって廣田先生の上級クラスに出ますと・・・・
あれま、難しい。全然上手く訳せない!何を言いたい文章なのかすらチンプンカンプンだ!
あれは本当にショックでした。
それでも素直に続けていけたのは、廣田先生の授業がとても刺激的で楽しかったからです。
先生の授業は英語の話ばかりでなく、文章の内容に突っ込んだ深い話を同時に学べることが魅力です。
そうこうしているうちに時は立ち、いつの間にか上手く訳せなかった文章もすらすらと読めるようになっている自分に気づきました。
本番に究極に弱い私は一校目は大失敗してしまったのですが、なんだかんだでふたを開けてみれば3校も合格していました。
ホっとしたと同時に、昴に通って本当に良かったと思いました。
授業の予習は正直大変でしたが、それを補って余りあるほどの実りがありました。
それは英語だけでなく、テキストとして呼んだ文章から学んだことや、昴で出会った大切な友達や先生です。
辛いはずの受験生活がこんなに有意義で充実していて楽しかったのは、昴のおかげだと思っています。
本当にありがとうございました。
 
 
それでは。
H