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新刊案内


高橋勢史先生著『詳解 大学院への英語』が2017年6月8日に出版されました。



難関大学院に頻出の必須40テーマを題材とした、院入試対策問題集。学術論文や古典から素材を得た本書で、院入試レベルの英文読解に取り組もう。構文解析編では訳文を示すだけでなく、一文ずつ構文を図解し詳説。さらに解説や訳文に曖昧さを残さず、訳す際に重要な規則やコツも示した。徹底演習編では手応えのある問題8題で実践力を身につける。<わかったつもり>を排除して正確な訳で減点をなくせば入試突破が見えてくる。本書で「入学後も困らない英語力」を手にして大学院へ。


詳しくは以下のサイトをご覧下さい。

https://www.amazon.co.jp/dp/4489022719/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1496214460&sr=1-1

東京図書 http://www.tokyo-tosho.co.jp/books/978-4-489-02271-5/



20151217

宍戸里佳先生の新刊『しっかり身につく中級ドイツ語トレーニングブック(MP3 CD-ROM付き)』がベレ出版から発売されます。詳細は、以下のリンクをご参照ください。

https://www.beret.co.jp/books/detail/599





宍戸先生の ドイツ語・オーダーメイド講座 受付中です。

修士論文や博士論文に使うドイツ語文献の、語学面での指導などもおこなっています。



昴のドイツ語講師、宍戸里佳先生の新著『しっかり学ぶ中級ドイツ語文法 CD BOOK』(ベレ出版、2014313日刊)が出版されます。

http://www.beret.co.jp/books/detail/523





 宍戸先生の三冊目のドイツ語入門書が出版されました。

宍戸里佳著『英語と一緒に学ぶドイツ語』(ベレ出版、2012年11月15日刊)
http://www.beret.co.jp/books/detail/?book_id=461


 


 >英語とドイツ語の徹底比較で、複雑なドイツ語の文法がすっきりわかる!

 >英語とドイツ語は兄弟語だといわれるほどよく似ています。この本は英語と関連づけながらドイツ語を学び、同時にドイツ語を学ぶことによって、英語の理解も深めようという目的で書かれたものです。英語とドイツ語の文法を徹底的に比較することで、複雑なドイツ語の文法がすっきりと理解できます。ドイツ語をイチから学びたい人にも、ドイツ語が得意で英語が苦手な人にもお勧めです。




安川智子先生の翻訳書が出版されました。
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-93196-7/
ダランベール著『ラモー氏の原理に基づく 音楽理論と実践の基礎』

18世紀以降の音楽の土台となった和声理論を本邦初訳。ラモーの詳細な理論を基に、「百科全書」編纂者ダランベールがまとめた平易な入門書(1752年刊)。西欧で大評判となって広く普及し、根音バスという考え方の受容に大きく貢献した歴史的文献。解題・索引付。




またまた中島先生の翻訳書が出版されました。



サリー・マーラ全集 (レーモン・クノー・コレクション11)  水声社、2011年10月出版
http://www.suiseisha.net/blog/?p=1907


中島先生の翻訳書(共訳)が2011年8月に法政大学出版局から出版されました。
http://www.h-up.com/books/isbn978-4-588-42011-5.html




柏木先生(共著)の『学校という対話空間―その過去・現在・未来』(北大路書房)が2011年1月に出版されました。


アマゾンのサイトはこちら




宍戸先生の『大学1・2年生のためのすぐわかるドイツ語 読解編』(東京図書)が2010年12月8日に発売になりました。アマゾンのサイトはこちら




宍戸里佳先生のドイツ語入門書です。

昴教育研究所・ドイツ語講師 宍戸里佳著
『大学1・2年生のための すぐわかるドイツ語(東京図書) 全国主要書店で絶賛発売中!




昴教育研究所・フランス語講師 中島万紀子著
『大学1・2年生のための すぐわかるフランス語
(東京図書) 全国主要書店で絶賛発売中!






廣田鉄斎編著、中島万紀子・高橋勢史共著
『詳解 人文科学系大学院への英語』
(東京図書)



柏木恭典先生の翻訳書が出版されました。



詳細については以下のサイトを参照して下さい。
http://blog.goo.ne.jp/sehensucht/e/3b8b9a44d682e26280ae111f203877d6


Francois Bon (原著), 中島 万紀子ほか (翻訳)
『ローリング・ストーンズ―ある伝記』(2006年、現代思潮新社)



古永真一ほか訳、バタイユ『聖なる陰謀―アセファル資料集』(ちくま学芸文庫)

ISBN: 4480089829 ; (2006/04)




宍戸里佳先生翻訳の絵本の紹介

楽器の絵本 トランペット
河合楽器製作所・出版事業部;ISBN-10: 4760947264
ISBN-13: 978-4760947263
発売日: 2007/8/28


楽器の絵本 クラリネット 楽器の絵本
カワイ出版;ISBN-10: 4760947256
ISBN-13: 978-4760947256
発売日: 2006/6/1


楽器の絵本 フルート    楽器の絵本
カワイ出版 ; ISBN: 4760947248 ; (2005/06)



楽器の絵本リコーダー    楽器の絵本
河合楽器製作所・出版部 ; ISBN: 4760947221 ; (2004/12)



楽器の絵本ヴァイオリン    楽器の絵本
カワイ出版 ; ISBN: 4760947167 ; (2004/04)



楽器の絵本ギター    楽器の絵本
河合楽器製作所・出版部 ; ISBN: 476094723X ; (2005/03)



楽器の絵本 ピアノ    楽器の絵本
カワイ出版 ; ISBN: 4760947159 ; (2004/01)


『詳解 人文科学系大学院への英語(およびフランス語)』出版のお知らせ

2004年10月に、昴教育研究所編(廣田鉄斎編著、高橋勢史・中島万紀子共著) 『詳解 人文科学系大学院への英語(およびフランス語)』(東京図書)が出版されました。全国有名書店でお買い求めください。

本書の内容


  まえがき
(第一次草稿*)   *結局この原稿は没になりました。

(1)本書は昴(すばる)教育研究所
(http://www31.ocn.ne.jp/~subarugaikokugo/)の講師陣と事務局スタッフが、昴の「大学院入試対策・研究者養成講座」を受講している学生・院生・社会人のみなさんの協力を得て、2004年春学期に執筆・作成したものです。

(2)本書は、人文科学系大学院修士課程・博士前期課程の2004年度入学試験(2003年度実施)既出問題のうち、英語およびフランス語の問題に解答例を付し、これに詳しい解説を加え、問題解法のテクニックと合格答案の作成法を提示するとともに、研究者をめざす読者のみなさんに、今後の学習の指針と研究者としての心構えを示しています。

(3)本書の読者のみなさんは、その大半が、何らかの意味での「研究者」を志している方々だろうと思います。いまここでは、研究者とは何かという大きなテーマについて詳述する紙面の余裕がありません。しかし、研究者とは、単なる謙虚な学び手ではありえず、ましてや知識の受動的な受け手ではありえないということ、したがってまた、研究者になるためには、常識と権威に反逆する批判的な精神が不可欠であるということだけは指摘しておきたいと思います。

(4)大学院とは、一言で言えば、研究論文を書くための訓練を受ける場です。訓練を受けるという意味では、たしかに先人に学ぶ謙虚な姿勢が必要であることは言うまでもありません。しかし、研究論文とは、新たな問題を発見し、その問題に対して、一定の手続きに則(のっと)った「客観性」のある解答・解決策を示した文章にほかなりません。したがって、研究論文は、単なる「お勉強」の成果の発表ではありえません。研究とは、大げさに言えば、人類の知識に新たな知識の小部分を付け加えるものでなければなりません。研究論文を書くためには、何よりも問題発見能力を身につけることが不可欠ですが、問題を発見するとは、要するに、これまで自明だと思われてきた事柄を自明視せず、人々が自明だとみなしている事柄の中に問題を見出すということです。これは、つまるところ、常識と権威に反逆する批判的な精神にほかなりません。

(5)批判的な精神を身につけ、問題発見能力を鍛えるためには、次の二点を志向する必要があります。第一に、たしかに一方では、個々の論文のテーマは狭く限定されたものでなければなりませんが(そうしないと一生、論文が書けないことになります)、他方では、自分の研究テーマを自然・人間・社会を含む世界総体の中に位置づけようと志向すること、それが現実に可能であるかどうかは別として、常に世界全体を見よう・知ろう・理解しようと意気込むことが大切です(総体性の志向)。第二に、これまで自明だと思われてきた事柄を自明視せず、人々が自明だとみなしている事柄の中に問題を見出すことができるためには、歴史の知識とそれにもとづく構想力が不可欠です。自然の歴史や異文化の歴史を含む、広い意味での歴史を学ぶことによって、「いまここではXであり、Xであることが自明視されているが、かつてはXでない時代や場所があった(あるいは、いまでもそういう場所がある)。だから今後いつまでもXであり続けるとは限らない。Xが変わること・Xを変えることは、決して不可能ではないのだ」という歴史的な意識・自覚とそれにもとづく構想力を鍛え上げること(歴史性の志向)。以上の二点を要するに、少し前に流行(はや)った、今ではやや陳腐にも聞こえる言葉を使えば、「外部」と「他者」に「まなざしを向ける」ことが必要だということになります。

(6)総体性の志向と歴史性の志向という二つの条件を満足させるためには、普段から幅広い勉強を心がける必要があります。外国語を勉強する際にも、人名・地名辞典、歴史年表、各種の辞事典類(「哲学辞典」「教育学辞典」「文学辞典」「言語学辞典」「社会学辞典」等、多種多様なものがあります)などをこまめに参照し、基本的な概念や固有名詞をおろそかにしないことが大切です。近年では、インターネットを使って検索すれば、たいていの基礎知識は得られます。辞事典類を買い揃えることができない人は、ブロードバンドを利用して必要な情報を手に入れるとよいでしょう。ここではすぐ役に立つサイトとして、研究者なら誰でも知っている人文リソース集「アリアドネ」
(http://ariadne.ne.jp/)を挙げておきます。

(7)本書では、上述の考え方にもとづき、①原則としてすべての問題に関連事項を含む詳しい解説をつけ、②本文中の基本概念や専門用語には簡潔かつ明解な注釈を加え、③特に有名な人物名については、全文和訳中に生年(および没年)を示し、時代背景や歴史的な文脈が理解しやすいように工夫してあります。また、④全文和訳はできるだけ直訳を避け、わかりやすい平易な日本語に直してあります。さらに、⑤必要に応じて、本文の理解を助けるために、注釈や解説を全文和訳中にあえて挿入し、⑥意訳した部分や間違いやすい構文についてはそのつど解説を加え、⑦必修単語以外には辞書を引かなくても済むよう語句注をつけるなど、読者が学習しやすいように、さまざまな配慮と工夫がなされています。

(8)次に、本書における翻訳の方針について一言述べておきたいと思います。昴の「大学院入試対策・研究者養成講座」の受講生から、「直訳と意訳とでは、どちらがいいのか」という質問をたびたび受けますが、私はいつも次のように答えることにしています。

 
①人間による翻訳は機械による《翻訳》とは異なります。翻訳とは、文と文、句と句、語と語が一意対応する《機械的な変換作業》ではありえません。そもそも英語の語順や言い回しを、そのまま日本語に置き換えることなど不可能です。必要な場合には、受動態を能動態に変えたり、一文を二文に分けてもかまいません。文中にカッコを挿んで注釈を加えてもよいのです。形式を写すことではなく、内容を映すことこそが問題なのですから。
 ②一方、《無色透明の翻訳》や《解釈の入っていない翻訳》など、ありえません。求められているのはあなたの解釈です。翻訳とはそもそも意味をとることであり、《意味をとらない翻訳》というのは形容矛盾です。したがって、すべての翻訳は意訳なのです。
 ③ただし、誤解してもらっては困りますが、意訳とは《話を勝手にでっち上げる》ことでは絶対にありません。文脈と構文という、与えられた条件をきちんとふまえ、テキストの意味内容(イイタイコト)をできるだけ「客観的」につかんだ上で、日本語らしい翻訳をするように心がけなさい。自分でも意味不明の、いわゆる《直訳》は、試験場で原文の意味が取れなくて絶体絶命の窮地に立ったときの《最後の手段》なのです。

(9)本書では、上述の考え方にもとづき、できるだけ正確・明解・平易な日本語に翻訳するよう、心がけています。文学的・詩的な意味では「美しい」翻訳とは言えないかもしれませんが、読者の理解を助けるために、本文中に若干の解説めいた注釈を挿んだり、「くどい」言い回しをあえて採用した場合もあります。また、原文の内容や文体に応じて日本語の文体にも変化をつけ、常体(である調)だけではなく敬体(ですます調)を使った箇所もいくつかあります。試験の際には、時間と字数の制限があるために、常体の使用が常識であり常態でしょうが、「絶対に敬体を使ってはいけない」とするだけの正当な根拠があるわけではありません。むしろ、敬体が「学術的」な文章にはふさわしくない「女性的」で「二流」の言語表現だとみなす「常識」こそが、「ジェンダー・バイアス」のかかった「権威主義」的な見方だと信ずべき相当な理由があります。

(10)アカデミズムの世界、とりわけ人文科学系の世界には、みずから好んで「難解」な文章をもてあそぶ輩(やから)がたまに(?)います。そういう輩の書く自慰的・自己満足的な「虚仮威し(こけおどし)」の文章は、ジャーゴン(仲間うち言葉)を多用して、わざと難しく書かれています。他人が理解できないような文章を書くことにより、無意識に自分の権威を高めようとしています。このような文章の背後には、「知識人」という特権的な立場にあぐらをかいた、救いようのない「権威主義」(一見、権威に逆らっているように見えるが、実は裏返しの、屈折した権威主義)があります。次の文章は一例です。

「ホームレス性の用地(site)・見解(sight)、または完全な外在性と耐え難い略取の用地・見解としての他性の排泄物化は、ヘーゲルによる、絶対知へと至る目的論的全体化の過程としての啓蒙的近代のメタ物語的な概念のなかに姿を現している」「肛門・男根は価値を奪われた換喩的隣接性のなかで機能し、男根状の糞塊という概念は隠喩的代置の領域のなかで機能する」(金森修『サイエンス・ウォーズ』2000年、東京大学出版会からの孫引き。金森氏ご自身の文章ではありません。くれぐれも誤解のないように。)

(11)理系の人たちは、一般に、文系の人たちと比べて論理が明晰で平易な文章を書きますが、これは理系の人たちの頭が文系の人たちの頭よりも「単純」だからではありません。理系の人たちのほうが言語の「公共性」に対して、より自覚的な場合が多いからです。言うまでもなく、論文や著作を(そして試験の答案を)公表する目的は、想定された読み手の集合に含まれる、できるだけ多くの人々に、内容を正確に理解してもらうことです。したがって、「人様に読んで頂く」文章を書くときには、常に読み手を意識して、自分がいま、誰に向かって、どういう目的で文章を書いているのかを、一時(いっとき)も忘れることなく、できるだけ正確・明解・平易な表現を用いるように心がける必要があります。

(12)本書の執筆には、高橋勢史(昴教育研究所英語科講師・一橋大学大学院博士課程・英米文学専攻)、中島万紀子(昴教育研究所フランス語科講師・早稲田大学大学院博士課程・フランス文学専攻)、廣田鉄斎(昴教育研究所代表)の3名があたり、廣田鉄斎の責任で全体を統一しました。原稿内容のチェックは、廣田鉄斎と磯部悠紀子(昴教育研究所事務局・聖心女子大学大学院博士課程・人文学専攻)が主としてこれにあたり、他にも、事務局スタッフや受講生のみなさんを含め、多くの方々に手伝っていただきました。ここではいちいちお名前を挙げることはできませんが、協力してくださった方々には心から感謝の意を表します。



昴教育研究所代表 廣田鉄斎